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美耶子のお仕事 「どっきり大作戦!」(11) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事

   ■13
「今回の趣向はねえ、以前に自分がやられたネタの意趣返しでもあったの」
 打ち上げの席で桃山園が気分よさげに語っている。
「ほら、美耶子って、エロいじゃない。本人は自覚ないみたいだけど、まわりの男どもはきっと悶々とさせられてると思ったのね。でも、ガキじゃない? やっちゃったらア○ネス来るし。あたしも、まあそれでちょっと干されてたってこともあるし」
 まったく悪びれた様子もなく言う。この業界、成功さえしていれば少々の悪事はもみ消せてしまう。今の桃山園なら、かつて美耶子を脅迫して変態的なカメラテストを受けさせたあげく強姦寸前までいったことも、笑って語れる過去なのだろう。
「だから、美耶子にエロい格好させて、男どもをたきつけて、きわどいところでバーンってやろうって思ったわけ。ロリータには手を出しちゃいけない、レイプはダメ、ゼッタイ、って社会的なメッセージにもなるし。まあ、小学生の坊主どもがかかるとは思わなかったけど、青少年犯罪への啓蒙って当局のお墨付きもとれて、けっこうギリなところまで修正ナシでいけたから結果オーライね。合法的に小学生のエロを描くには、ドキュメンタリータッチが一番よ、それとバラエティを融合させるなんて、あたし、天才!」
 周囲の太鼓持ちたちが桃山園を褒めそやし、桃山園はオホホホと笑いながら、あちこちと乾杯しまくっている。
 結局、美耶子が出演した「超どっきり! スーパー子役まじかるテレビ」は未曾有の反響を呼び、視聴率は40%を超えた。サッカーの日本代表戦だとか、紅白だとかに匹敵する数字だ。単発のバラエティ特番でこんな数字を叩き出せば、社長賞は確実、担当プロデューサーは昇進間違いなしだ。企画立案・ディレクションした桃山園にも当然大きな報償がもたらされる。すでにつぎの特番のオファーが、美耶子とセットでいくつも来ているらしい。
「ゆーいちっ」
 会場の隅っこでビールを飲んでいたおれの側に、いつの間にか美耶子がたたずんでいた。今日は黒のゴスロリファッション。ツインテールを結ぶリボンも黒のフリルつきだ。
「お偉いさんの相手はいいのか?」
「も、あつっくるしくて、逃げてきちゃった。だって、あいつら、やたらべたべた触ってくるし、『ノーカット素材見たよ~』とか言ってきて、セクハラしまくり」
「オンエア版もたいがいひどかったけどな」
 ビールを呷る。
「まあ、胸とかおしりはしょうがないよ、仕事だし」
 しれっと言う美耶子。こいつにとっては、裸身をさらすことも「女優」の仕事なのだ。バラエティであっても、決して素を見せず、女優でありつづけようとする。
「DVDとかだと、ワレメとかも見せるじゃん」
 ちょっと酔っているせいか、恨みがましい口調になる。
「契約だもん。ワレチラは何カットか入れなきゃ売れないんだって。でもちゃんと自分でチェックしてるから、ほんとにヤバイのは出さないし」
「……ちぇ」
 残ったビールを飲み干す。空のグラスを美耶子がもぎ取るようにして、通りかかったウェイターに渡す。おかわりは、と訊いてくるウェイターに美耶子が笑顔でノーサンキューを告げる。
「飲み過ぎちゃだめよ、ゆーいち。明日は大学(がっこ)でしょ?」
「おまえだって小学校(がっこう)あるだろーが……って、あいつらどうしてる?」
 ふと思い出す。「どっきり」にハメられた美耶子の同級生たち。「どっきり」とわかって、失禁したり、惚けたりしていた。特にあの田中くんってのが心配だな。インポテンツにならなきゃいいが。小学生のインポテンツってどうなん?という気もするが。
「ああ、田中たち? うん、つかってるよ――学校で、いろいろ便利だし」
 ぞくっとするような口調だ。いま、ちょっと女優の美耶子が入ってたな。
 使役(つか)ってる、て文字が思い浮かんだぞ。
 彼らは美耶子の奴隷となる誓いをした。そっちの方は「どっきり」ではなく、しっかり有効らしい。まあ、放送では少年たちの素性は特定できないようにボカされていたが、美耶子がその気になればすべてバレてしまうからな……
「使うって、何にだよ……」
「んー、いろいろ、だよ。だって、学校にはゆーいち、いないんだもん。命令する相手が必要でしょ」
 おれのかわりにあの少年たち、何をやらされているんだろう……あまり想像したくないな。
「それよりっ、ね、抜けよ?」
 おれの手に指をからめてくる。
 猫のようなアーモンド型の目を軽く細める。
「抜けるって、主役がいなくなったらまずいだろ?」
「へーきよ、監督さんがあたしの分までしゃべりまくるし」
 実際、桃山園の自慢話はとどまることをしらない。
「美耶子だって、要するにあたしの作品よ? ずぶの素人に、演技のイロハから、オマンコの締め方まで教えてやったんだから――後半のアレはジョークよお? ア○ネスいないわよねええ? オホホホっ!」
 でかい声で淫語言いまくってるな。
「……あんなこと言ってるぞ」
「誰もあんな酔っ払いの話、真に受けたりしないよ。それに後半のアレ、あたしに仕込んだのは、ゆーいち、でしょ?」
 おれの手を握る美耶子の指が絶妙な強弱のパルスを送ってくる。それが美耶子の胎内の圧力を連想させ、思わず催してしまう。
 ゆっくりとおれたちは会場を横切っていく。
 みんな、談笑しながら、次の金儲けのネタはないものか、必死に肚の探り合いをしている。その横をゴスロリ少女とその付き人がさりげなく通り過ぎる。目を留められたら、確実に話しかけられる。宇多方美耶子は今回のことで、「大金を生みだす素材」と認識されるようになったからだ。誰もが美耶子と組みたがる、使いたがる。コネクションを得ようとしている。
「ああいうの、嫌い。あたしもこと、ちゃんと見ようとしないもん。見てるつもりで、お金のことしか見てないの、わかるもん」
 でも、と美耶子は続ける。
「ゆーいちは別。ちゃんとあたしを見ててくれる――あの時も」
「知ってたのか」
「珠ちゃんに聞いた。でも、わかってたよ、変装カメラマンのどれかがゆーいちだって。あたしが本当にヤバかったら、番組をぶちこわしてでも助けてくれるって――わかってたから――」
 そうだ。おれが桃山園に出した条件――それはカメラクルーとして参加させてもらうことだった。桃山園は実にいやぁな笑みを浮かべて了承した。「それも趣向のひとつよねえ」などと言いながら。
 そしておれはできるだけ美耶子から目を離さないように心がけた。お化け屋敷では見失ってしまったが――
 あのとき――田中のペニスが美耶子の中に潜り込もうとした瞬間、美耶子は、田中の背後からカメラを回していた「おれ」を見た。番組に賭ける美耶子の意志を尊重し、ギリギリまで手を出さなかったおれを――そして最後の一瞬に我をわすれて飛びだそうとしたおれを「制した」のだ。「もう大丈夫」と美耶子は告げていた。「だから、最後までちゃんと撮って」と。
 すでに「どっきり」の最後の仕掛けが終わっていたことを美耶子は知っていたのだ。一クルーに過ぎないおれは知らなかったが、それなりに番組の流れは決まっていたらしい。まあ、桃山園と、そして美耶子のことだから、その場のノリで決めた部分も多かったろうが。
「思い出したら濡れて来ちゃった」
 歩きながら、はしたなく裾を腿まであげる美耶子。人気のない廊下に出ていたからいいものの、もしも他人に見とがめられたら、今日、美耶子がドレスの下に何もつけていないことがばれてしまう。
 そして、その内股がすでにヌルヌルになっていることも。
「やばかったんだもん、アレ……みんなに見られながら同級生によってたかって、っていうシチュエーションは、あんまり想定してなかったから――」
 ぜんぜん、でも、まったく、でもなく、「あんまり」か……まあ、オナニーネタとしてはあるかもね。覚えがある人も多いでしょ? 小学生がそんな妄想するかどうかはともかく。
 この建物で、とりあえず人がこなさそうな場所をさがして、美耶子はおれの手を引いて駆ける。
 そんな場所が見つかったら、速攻でおれは美耶子を立ちバックで犯すだろう。
 ゴスロリ衣装のすそをまくって、小さな白い尻を引き寄せて、美耶子の潤んだ子供の性器に、欲望にたぎった大人チンポをねじりこむだろう。
 ねがわくば、その瞬間に、「どっきり大成功」のファンファーレが鳴ったりしませんように――

                  おしまい

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