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3rd Sex. 絶頂アクメ チルドレン act.15 最終決戦!(3) 

カテゴリ:絶対可憐チルドレン

  最終決戦! その3


「見て! 皆本さん!」

「バーサクテック社が!」

 奈津子とほたるが指さす。

「始まったか……」

 皆本が呟く。
 今やバーサクテック社のビルはゆらぎ、震え、崩壊寸前だった。

 三十数階もの高さからガラスや構造物が落下している。

 むろん、すでにバーサクテック社の社員はむろん、周囲の建物からも一般人は避難済みだ。すべて皆本の手配だった。

「崩れる……」

 バーサクテックの社屋がゆっくりと傾き、崩れていく。その根本の部分に光が起こった。

 弾ける。

 光の玉が地下から浮かび上がっていた。

「薫! 葵! 紫穂!」

 皆本は駆けだしていた。ダブルフェイスも後に続く。

 光の中には三人の少女がいた。手をつなぎ、背中には白い羽が――美しく光り輝く羽が生えていた――実際にはそれは精神エネルギーが具現化したもので実体はないのだが――

「ナオミくん! 初音くんに、明くん、小鹿さんも!」

 光球の近くにはもっと小さな光の玉があり、そこにはザ・チルドレン以外の囚われ人たちが入っていた。大光球に守られるようにして浮いている。全員意識を失っているようだ。

「皆本さん、あれって……」

 目をまるくするほたると奈津子。

 皆本はそれには答えずてきぱきと指示をする。

「B.A.B.E.L.のサイコキノの応援を! 初音くんたちの保護をお願いします! あの状態は長くはもたない!」

「わ、わかったわ」

 慌ただしく連絡を取り始めるほたると奈津子を尻目に、皆本はザ・チルドレンが包まれている大光球に向かって走る。
 
 
 その光は温かく柔らかく、やすらぎに満ちていた。見るだけで心が穏やかになり、癒される、そんな輝きだった。

 大光球は、バーサクテック社がかつてあった廃墟の荒地に降下しつつあった。

 近くには巨大な縦穴がうがたれている。底が見えないとてつもない深さの穴だ。このとんでもない深さから土砂や建物の基礎を一気にぶち抜いて上昇したパワー。これはすでにレベル7をはるかに超えている。

 薫たちは眠っているかのように目を閉じていた。すべての煩悩が消え失せたかのような安らぎの表情――涅槃――という言葉さえ思い浮かぶ。

「薫、葵、紫穂! 無事か!?」

 名を呼びながら近づいていく。その足が止まった。

 一人の男が瓦礫の上に立っている。

「兵部……京介」

「やあ、坊や」

 学生服に身を包んだ白髪白皙の男。

 エスパー犯罪集団、パンドラのリーダーだ。

「なぜ、ここに」

「それはこちらのせりふだよ、坊や。ぼくのクィーンたちをよくもひどい目にあわせてくれたね」

 兵部はテレポートで皆本のすぐ側に跳躍すると、続いてサイコキネシスで皆本ののど元をしぼりあげた。

「くっ……」

「こんなことになるとは……思ってなかった。ぼくだって……こんなことになるんだったら……」

「言い訳は不要だよ。きみはぼくたちの希望に――大事な宝物に、大きな傷をつけた。その罪、万死に値する」

 兵部の顔が凄味をおびる。皆本は目を閉じた。

「わかっている……できる限りの償いはする……だが、今は、がんばったあの子たちをねぎらって、抱きしめてやりたいんだ」

 兵部は皆本をにらみつける。

 ややあって。

「ふぅ」

 兵部はため息をつき、サイコキネシスを解いた。どっと地面に腰を落とす皆本。

「きみをここで殺してもいいが、それだとクィーンに恨まれる。たしかに今の彼女たちの心を癒すのはきみの仕事なんだろうな」

「兵部……」

「それにね、もともとこの件はぼくの元身内がしでかしたことだからね。ぼくはそれを止めることもできたのに――そうしなかったから、ある意味同罪なのさ」

 兵部はとんっ、とジャンプして瓦礫の上に飛び乗る。

「ネットに流れた映像についてはこっちで手を打った。もう心配ないよ」

「えっ、それはどういう……」

「ぼくらパンドラはいろいろな副業をしててね、サーバクライアントソフトやブラウザの類も作っているのさ。ぼくらの作ったソフトが関与していないサーバやPCはこの世界、どこを探してもないんだよ。だから――」

 あらゆるサーバから関連動画を削除した上に、ローカルのPCにまで侵入、動画を削除するだけでなく、催眠ソフトをインストール、「その映像を見た記憶そのものを消去」してしまった――のだという。

「それって、すでに世界を征服できてるんじゃないのか……?」

 思わずつぶやく皆本。だが、薫たちの未来を考えたとき、その対応は心の底から助かる。

「じゃあ、坊や――しばらくクィーンたちは預けるけど――二度とこんなミスをしたら、その時は承知しないよ」

 ふっと、背を向けてから、振り返る。背後には明け方近く、消えそうな白い月が浮かんでいる。

「レベルバースト状態――きみは偶然にしろ、禁断の箱のフタをあけてしまったんだよ。わかってるね? そう、ぼくらの組織名と同じ――パンドラの箱さ」

 言うなり、テレポートで姿を消す。

 皆本は、ただ立ち尽くしていた。

 レベルバースト――レベル7を超えた、科学的にはありえない状態。すべての超能力研究者の究極の目標。

 大光球は、周囲が朝の光に包まれていくのとあわせて、光は淡くなり、高度も下がってくる。三人の背中の翼も、もう薄れてしまっている。

 皆本は裸の三人の少女の降下にあわせて両手を広げる。

「おかえり……みんな」

  
 天使たちにつかのまの休息を――

           ~おしまい~

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