FC2ブログ
  1. 無料アクセス解析

うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと! 2nd(4) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事


「初フェラで、あんなにシャセーさせるなんて、香里奈ちゃん、子役の才能あるよ!」
 美耶子が香里奈を持ち上げる。
「え……そんなことないよ、美耶子ちゃんが教えてくれたから……」
「オーディション、受けたほうがいいってぇ」
「……やって、みたいかも」
「お、やっとヤル気になった?」
 美耶子がにやにやする。
「でも、香里奈ちゃん、わかってると思うけど、子役のおしごとのホンバンはもっと別のことだよ」
 美耶子が偉そうに胸を張る。
「知ってる……セックスでしょ」
 香里奈も直球で応える。
「香里奈ちゃんとおとうさんはセックスしちゃダメだから、美耶子がおとうさんとセックスします」
 なんのこっちゃ。
 休憩室に戻って、布団を敷く。仮眠用に用意されているのだが、こういう用途に使われることも想定しているのだろう。カップルの利用もおおいだろうから。
「ちゃんと、おふとんの上でエッチしたい」
 というのが美耶子のリクエストだった。
 そういや、観覧車の中とか、水族館の暗がりとか、おれのクルマの中とか、公園のトイレとか、そういうところでセックスすることが多いな。ラブホテルは美耶子と入るのはさすがに難しい。通報されるおそれがある。
 だから、撮影以外で、ベッドやふとんの上で、というのは初めてかもしれない。
「ふふ……なんか照れる」
 まさか、娘が見ているまえで――役者の仕事を見せることになるとは―― 
「おとうさぁん……美耶子のおまんこ、ナメナメしてえ」
 ぱっくり脚をひろげて美耶子が誘ってくる。
 無毛の真っ白な少女の股間を縦に割く陰裂。美耶子は指で性器を広げて、ピンク色の粘膜を見せつけてくる。
「お、おい、これ以上はさすがに……」
 おれはうろたえた。勃起はどうしてもしてしまう。だが、ガチの性行為を香利奈の前でするのはためらわれた。
 だが、その迷いを断ち切ったのは香利奈の言葉だった。
「おとうさん、見せて、美耶子ちゃんと……してるとこ……子役の――役者のお仕事、見せて」
 顔は赤らんでいたが、眼は真剣だった。
「おとうさんの、本気の演技、見たいよ」
 香里奈も子役デビューのため、劇団で演技の練習はしているようだ。だが、教官はみな女性で、実際の男性器を使った練習はできないそうだ。
 ほんとうに香里奈が子役を目指すとすれば、プロデューサーやディレクター、男優とのセックスは避けがたい。
 そんなことを許せるのか――
 だが、その判断は香里奈自身がするしかない。
 おれに今、できることは、役者の仕事を香里奈に見せてやることだけだ。
「ね、香里奈ちゃんのおとうさん――いつもみたいに、お芝居のセックス、しよ?」
 美耶子が性器を広げて誘ってくる。もう濡れている。JSのピンクの粘膜がてらてら光っている。
「ああ、しよう――香里奈、これが子役に求められることだ。大人の男優とセックスするところを撮影され、世界中に放送され、配信されるんだ。それがほんとうにおまえがしたいこと、なりたい職業かどうか、自分で見て判断するんだ」
 おれはペニスの先端を美耶子の膣口に押し当てた。
 カウパーと美耶子の愛液がまじりあう。
「あぅ……」
 ぴくん、と美耶子が反応する。
 香里奈に撮影されていることを意識しているのか、いつも以上に濡れがよくて、すんなり亀頭が入口の隘路を通過する。
 撮られるほどに、見られるほどに興奮するのが美耶子だ。
 おれはサカリまくっている少女の性器に、ギンギンのペニスを押し込んでいく。
 熱くて、狭くて、成人女性とは異質な感触が、おれの生殖器官を激しく高ぶらせる。
「ああーっ! きたあっ! おとうさんのおチンポ、美耶子のおまんこに入ってきたよぉ!」
 美耶子がわななく。何十回かそれ以上、
 少女の生殖器の奥の奥まで到達させ、小刻みに出し入れをするたび、濡れた内壁が亀頭をねぶってくる。
 世界一高性能なザーメン絞り器かもしれない。少なくとも十歳女児ではダントツだ。

「すごい……おとうさんのが、美耶子ちゃんのをあんなに押し広げて……入ってる……」

「あっ! うんっ……うふぅ……」
 香里奈がオナニーをしている。
 指を股間に入れて切なげに動かしている。
 九歳――もしかしたら初オナニーかもしれない。それくらいたどたどしい指の運びだ。
「香里奈ちゃん、おとうさんと美耶子のセックスみて、コーフンしちゃったんだね」
 美耶子が脚をおれの腰にからませ、おれのペニスを膣奥のさらに奥――子宮にまで導くようにする。
「んっ……おとうさんのオチンチン、一番奥まできてるよ。ね、香里奈ちゃんの目のまえで、子作りセックスしちゃう? 赤ちゃんの素を美耶子のおまんこの奥に、いっぱい出しちゃう?」
 美耶子の目は本気だった。
 妊娠を覚悟している女の目はわかる――元妻もそうだった。香里奈を授かったあの夜、彼女はおれを激しく求めてきた。
「ゴムなんて要らない――じかにほしい……きて!」
 美耶子に初潮が来ていないことは知っている。
 だがその身体はすでに卵子を作っている。
 排卵の時が来ていないだけだ。
 美耶子の性器を精子で満たせば、受精の可能性は限りなく低くともゼロではないのではないか。
 そう思うと、おれの中で獣が首をもたげる。
 海綿体を満たす血潮が熱くたぎる。
「あっ、あっ、おとうさんのっ……いつもより――っ!」
 少女があえぐ。のけぞり、喉をさらし、わななく。雌の悦びを全身で表現する。
 おれは自覚していた。この女、宇多方美耶子を孕ませたいのだ、と。おれの牡の本能がそうしたくて、いま、美耶子の子宮を犯し尽くそうとしているのだ。
 こうして刺激をすれば――美耶子の雌の本能がめざめて、初の排卵を促すかもしれない。初めての卵子に、おれの精子が命中すれば――
 ぞくぞくする。
 これがセックスだ。
 生殖行為――交尾だ。
 雌雄に分かたれた生命に与えられた史上の快楽だ。
 だからなのだ――希少なセックスには価値がある。言い換えれば、鑑賞に堪える。見た人にも快楽を与えるのだ。
 愛らしい少女が快楽に打ち震え、受精する瞬間――
 それは、見る者の人生を変えるかもしれない。
 いや、変える。
 変えてしまう。
 そうか。
 おれは突然悟った。
 それが、それこそが宇多方美耶子が子役として成功している理由なのだ。
 美耶子はホンバンの撮影で中出しを厭わない。
 当日、現場で顔合わせしただけの男優相手でも、よほどの理由がない限り、精飲、中出し、アナルまでOKだという。
 それは、美耶子の覚悟なのだ。女優としての、子役としての――
 受精するかもしれない――乏しい性知識しかなくとも、美耶子の身体はその可能性をわきまえている。だからこそ、こんなにわななき、打ち震えるのだ。子宮が泣きむせんでいるのだ。
 見る者の人生を変える一瞬を写し撮るために。
 いま、香里奈に撮らせているのも。
 二人きりの時にも、ハメ撮りを求めてくるのも。
 美耶子は子役として、おれとセックスしているのだ。
 ああ。
 だからか。
 おれが美耶子をいま、孕ませたいのも――
「いくっ! うぅぃいくうううううっ! いいいい。いきゅうっ!」
 美耶子が腰をはねさせる。尿をしぶかせる。演技では見せない本気イキだ。 
 おれは美耶子の膣奥――子宮内に亀頭をめりこませながら射精した。
 一発目と遜色ない――それ以上の濃度と量で――美耶子の小さな子宮を満杯にする。
 十歳の少女を受精させるための、本気の子作りセックスだ。
「あう……っ、んは……っ」
 美耶子はカエルのように両脚を広げ、ひくつかせている。
 ペニスを抜いた直後の膣がぽっかり口をあけている。隘路を拡張していた男根の体積を惜しむかのように、穴はじょじょに小さくなり、それとともに、膣奥から濃い子種汁を溢れさせる。
「すご……いよ、美耶子ちゃん……ほんとにすごい」
 股間から愛液を幾筋も内股にたらしながら、香里奈がつぶやく。スマホはしっかり構えたままだ。
 香里奈の包皮内のクリトリスが体積を増し、ワレメを少し開かせている。
 一瞬、その幼い性器にねじこむことを想像し、射精したばかりのペニスに力がみなぎった。
 おれは――自分の娘にも興奮する獣なのか――
 と。
 あえいでいた美耶子がいつの間にか起き直っておれのペニスをにぎり、顔を埋めてきた。尿道に残った精液を吸い上げて、さらに亀頭を丹念に清める。
「香里奈ちゃんのおとうさんのセフレは美耶子、だから。もっとしたいなら、美耶子のアナ、ぜんぶ使っていいよ? おまんこでも、おしりでも、おくちでこのままでも――好きなとこにおとうさんのエッチなネバネバ、出して」
 美耶子は気づいている。おれが香里奈に欲望を抱いたことを。だからやんわりと、それをいさめたのだ。
 おれは、そのまま、美耶子と二回戦になだれこんだ。バックからアナルに挿入し、徹底的に犯した。
 美耶子のアヌスに何発も――
 家族風呂の使用時間を超過しそうになるくらい、夢中だった。
 気がつくと、香里奈はオナニー疲れで眠っていた。
 
 帰り道、香里奈を最寄り駅で落とし、クルマの中で美耶子と二人きりになった。
「今日は、ありがとうな」
「え? なにが?」
「香里奈のこと――子役志望があそこまで本気だなんて、思わなかった」
「子役に本気って言うより……ま、いいか」
「なんだ、それ?」
「んーなんでもない。でも、香利奈ちゃんが子役になったら、強力なライバルだなあ……」
 美耶子が思案げに言う。
「でもいっか。香利奈ちゃんといっしょの現場だと、楽しそうだし」
「だが、子役になるなんて、香利奈に本当にできるのか?」
 元女房と――あと、その亭主の先輩役者が賛成するだろうか?
 先輩の役者の名前も、ここまで来たら出さざるをえないだろう。ある伝統芸能の役者として人気者になっている――糸川可児蔵――芸能界では珍しい「子役排撃派」だ。
「子供に過激な演技をさせるのは間違っている。そもそも、歌舞伎や能狂言ではそんなことをせずとも芸として確立している」
 そう主張している。
 それが真摯な気持ちからのものか、それとも別に意味があるのかは、正直わからない。
 おれは溜息をついた。
 香利奈のこともだが、おれには美耶子に言わねばならないことがあった。
「なあ、おれたち、ちゃんとつきあわないか……?」
「え?」
「つまり……だ。いますぐはもちろん無理だが、将来のことも考えて――」
 将来――十歳の美耶子の将来を支えるとか――むしろおれが老後の介護を頼むレベルじゃないのか?
 それでも――
「ごめん、さすがに香里奈ちゃんのお母さんにはなれないよ……」
 美耶子は眼を伏せて絞りだすように言った。
「でもね」
 顔をあげる。涙がこぼれそうに両目にたんまっている。
「美耶子のこと、いつでもエッチしてもいいよ。本気のセフレになってあげる、その権利あげる……ゆういち以外は、香里奈ちゃんのおとうさんだけ……」
 半泣きの美耶子がくれたのは手書きの「えいきゅうセフレ券」――

「男優のおしごと!」完結編につづく


うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと! 2nd(3) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事


 家族風呂は陶器でできた湯船がひとつと、半露天の檜風呂ひとつ。半露天のほうは屋根はあるが壁がなく、そこから港が見えた。
 貸し切り料金はかなり高そうだが、以前、ロケに使ったことがあるらしく、コネでかなり安くなったそうだ。デートの場所は、香里奈のこともあって、美耶子が手配している。まあ、トップ子役として稼いでいる美耶子にしてみれば、はした金だろうが。

 おれたちは服を脱ぐと、まずは陶器風呂を楽しんだ。
 一〇歳の天才子役にして今はおれのセックスフレンドである宇多方美耶子と、正真正銘、九年間、わが娘として育ててきた香里奈と、同じ湯船につかっている。
 それどころか、そこまで広くない湯船だから、二人の少女と肌を触れあわせている。
「ねーねー、おとうさん、どっちのおっぱいがおっきい?」
 美耶子が訊いてくる。ほのかな胸にピンクの乳首をたたせて、見せつけてくる。
 いっぽうの香里奈は恥ずかしそうに胸を隠す。香里奈の乳輪は美耶子よりも大きいが、乳首は小粒だ。膨らみのサイズはもう香里奈の方が上のようだ。白い肌がぷちんと盛り上がって、近い将来、巨乳に育ちそうな予感がする。
「香里奈の方が大きいだろ」
「えっ!? 年下に負けた? うそうそうそ、それはないよぉ」
 美耶子はショックを受けたようだ。認めたくないらしい。
「ちゃんと、触って確かめてよ、おとうさん」
 美耶子はおれの手を取ると、自分の胸を押し当てる。すでにピンコ立ちの乳首の感触が掌に伝わる。
「香里奈ちゃんも、ほら、はやく」
「う……うん」
 香里奈が応答し、覚悟をきめたようにおれのもう一方の手を掴むと、やはり自分の胸を押しつけてくる。
 ふわっとした感触が伝わってくる。九歳にしてはかなり大きいほうではないか。もうスポブラが必要なサイズだ。
 どういう状況だ。一〇歳のセフレと、九歳の娘のおっぱいを、風呂につかりながら、触りくらべることになるとは。
 それにしても――香里奈のおっぱいの触り心地は素晴らしい。およそ一年で、子供はここまでおおきくなるのか。
 欲望というよりは純粋な感動のほうが大きい。
 乳首も、成長した。
 淡い模様のようだった乳輪も少し色づき、乳首も主張しはじめている。
 粒をつまんで、こねる。
「んっ……ぅ」
 香里奈が声をもらす。思わぬ甘い声に、あわてて手を離す。
「いいの……おとうさん……もっと触ってて……安心するの」
 そうか……
 おれも心安らぐ気がしている。香里奈の肌に触れていると。
 娘の成長途上のおっぱいに愛を感じない父親はいない。実際に触れてしまう父親は稀だと思うが、それでもいやらしい気持ちからではないのだ。
「もお……美耶子のおっぱいには興味なしですか、そうですか」
 あきれたように美耶子は言うと、持ち込んでいた防水スマホで撮影を始めた。
「香里奈ちゃん、いぇーい! 子役のオーディションだと思って、カメラに目線くださぁい」
「おい、美耶子」
「いいの、おとうさん。わたし、オーディションでもちゃんとできるようになりたいの」
 香里奈がきっぱりと言い、おれの手をとって、胸に導く。
「はい、じゃあ、おとうさん、香里奈ちゃんのおっぱいをモミモミしてね」
 へんなことになった。
 おれが香里奈の胸を背後からわしづかみにするところを、美耶子が撮影している。
「はい、もっとやらしく揉んで」
 などと言ってくる。
 やむなく、香里奈の膨らみを強めに揉み、乳首をつまんで引っ張る。
「んっ! あっ……はぅ……うみぃ……」
 香里奈は声を弾ませながら反応し、じきにうっとりとした表情にかわっていく。
「香里奈ちゃん、いいカオになってきたよ。うーん、いいねえ」
 美耶子はスマホで撮影しながら、香里奈の胸に顔を寄せて――
 ペろんっ
 と香里奈の乳首を舐める。
「はんっ!」
 香里奈は明らかに感じた声をだした。
「いい声だねー、もうちょっと鳴いてみようか」
 誰の物まねだか、美耶子はカメラマンのように甘くささやきながら、香里奈の乳首を舐め、吸い上げる。
 もうこうなるとおれと美耶子で結託して、香里奈の乳房を責めているようなものだ。
 おれが香里奈の胸をもみしだき、勃起した乳首を美耶子が吸う。
 かと思えば、美耶子が甘噛みした香里奈の乳首を、おれが指で小刻みに弾いてやる。
「あっ、あんっ、ああああああ……」
「香里奈ちゃん、おっぱいだけでイキそう?」
 まさか、香里奈は九歳だ。乳首への刺激でイケるはずは――
 おれは思わず香里奈の両乳首をつまんで、きゅっと引っ張った。指先で振動を与えながら、最後にひねりあげる。
「ひぃっ! いうぅううううっ!」
 香里奈が引きつった声をあげる。イッたのか。
「うわー鬼畜」
 美耶子が撮影しながら、引き気味に言った。
 いや、これは職業病というか――


「じゃあ、今度は香里奈ちゃん、撮ってて」
 スマホを香里奈に渡すと、美耶子はおれの側に寄り添った。
「お、おい」
「わ、すっごくなってる。おとーさん、やーらし。香里奈ちゃんのおっぱいモミモミして、こーんなになっちゃったんだ?」
 美耶子はいたずらっぽく笑うと、香里奈に声をかける。
「香里奈ちゃん、子役のおしごとって知ってる?」
 美耶子は、おれのペニスをしごいている。
「こうやって、男優さんのオチンチンを大きくして、いろいろするんだよ?」
「しってる……美耶子ちゃんとお父さんが出てたドラマ、見てたから……」
 スマホを手に、顔を上気させた香里奈はおれの股間を凝視している。
「いまの……劇団では、そういう演技についても、教えてくれるから」
 子役ブームを背景に急増している子役専門の劇団では、高まる一方の需要に応えるため、フェラチオや手コキの基礎技術を教えているのだ。
 実をいうと、おれたち男優もそういった劇団に指導役として呼ばれることも多々あり、けっこうな収入源になっているのだ。香里奈の入っている劇団には呼ばれたことはないが、この前行った劇団では、五歳から十歳くらいまでの子役のタマゴたち数十名に勃起したペニスを見せ、触らせ、舐めさせた。
「わたしがいるとこはプロの男優さんじゃなくて、おもちゃ……バ、バイブとか……つかうの」
 言いにくそうに香里奈は言った。
「えーそれじゃあ、練習にならないって。あ、そうだ、おとうさんので練習したらいいじゃん。せっかくなんだし」
 美耶子がさも名案を思いついたかのように言うと、おれのペニスをしごきながら、亀頭にキスをする。
「ね? 美耶子がお手本みせるから、いっしょに、練習しよ?」
 舌先をカリのくびれに這わせながら、香里奈を誘う。
「え……でも……」
 香里奈はためらっている。当然だろう。もはや縁が切れているとはいえ、仮にも一年前まで父親だった男だ。
「ひひほ……ひははははら、ひゃんはひへ」
 美耶子はおれのペニスをくわえて、言った。気が変わったら、参加して、ということらしい。
 れろれろ……ちゅうちゅう……
 美耶子の舌が亀頭を舐め回し、唇で尿道とのキッスを繰り返す。
 てろーり、てろーり
 竿を下から上に幾度も舐めあげる。
 ぱくっ、はむっ、ぱくっ、はむはむっ
 左右の睾丸をやさしく口中に吸い込み、甘噛みする。
 そして、また亀頭をおもむろにしゃぶりたおす。
「うぅ……」 
 思わずうめいてしまう。小学生とはとても思えないテクニックだ。
「すごい……おとうさんが、あんなに気持ちよさそうに……」
 スマホで撮影しながら、香里奈が震え声を出す。湯船に立って、膝をこすり合わせている。無毛のワレメの奥が疼いているのだろうか。
「はぷっ、おいしー」
 おれのペニスから口を離し、よだれをぬぐって美耶子がほほえむ、
「ね、香里奈ちゃんもしてみよ?」
「え、あ……うん」
 香里奈はうなずいてから、慌てておれを見上げた。いい?と訊いてくるかのようだ。
 愛娘にそんな顔をされて拒むわけにはいかない。
「いいよ、きて」
 香里奈の表情がぱぁっと明るくなる。
 フェラチオは今やあいさつのようなものだ。
 倫理観は揺れ動く。一年前なら絶対にそんなことはさせなかったろうが、今や子役にとってフェラは必須項目で、子役を目指す以上、香利奈はどんなチンポでもしゃぶらなくてはならないのだ。
 美耶子はそんな香里奈からスマホを受け取ると、そのままおれに押しつけた。
「あっとぉ、ここからはおとうさんが撮影してね」
「まだ撮るのか?」
「あったりまえでしょ? これ、香里奈ちゃんのオーディションの練習なんだから、カメラを意識しないと」
「そんなものかな」
 おれは、スマホで動画を撮る羽目になった。娘にフェラチオされるところをだ。まさか、こんな体験をすることになるとは……
「おとうさん……舐めるね」
 上目遣いで香里奈が宣言する。そうすることで踏ん切りをつけようというのか。
「いけっ! 香里奈ちゃん、ゴー!」
 美耶子が焚きつけ、香里奈はぎゅっと目をつぶって、おれのペニスにかぶりついた。
「うがっ!」
 お約束どおり、香里奈は歯を立ててしまい、おれは悶絶した。
「ああ、だめだよぉ、香里奈ちゃん! 業界トップクラスのオチンチンなんだよ、優しく、優しく、ね?」
「ごめんなさい、おとうさん、痛かった?」
「いや……へ、へいきだ」
 言いつつも、ペニスに子供の歯形が残ってしまった場合、次の撮影時、どう言い訳をしたものか……
「もう一度、いい?」
 香里奈が訊いてくる。練習をどうしてもしたいのだろう。
「……いいとも」
 おれはうなずく。もう噛まないでくれ、と祈りながら。
「こうだよ」
 美耶子がまずおれのペニスをほおばる。
「つばで口いっぱいにしとくのが、コツだよ」
 くちゅくちゅ、音をたてて、亀頭をねぶる。
「ね、かんたんでしょ?」
「うん、やってみる」
 香里奈は今度は慎重に、おれのペニスを唇に受け入れた。
 それを、おれはスマホで撮っている。
 去年まで、娘として一緒に暮らしていた少女が、おれのチンポを懸命にしゃぶっている。
 時折、目をあげておれに問いかけてくる。
 ね、うまくできてる? きもちいい?
 香里奈の舌の動きはつたないが、そのつたなさが愛しくて、快感が突き上げてくる。
「ね、おちんちんの先っぽ、ちろちろしてあげて」
 美耶子が教官のように香里奈を指導する。
「こう?」
 香里奈がおれの鈴口を舌先でくすぐる。
「そそ、あと、張り出したエラのうらっかわとか」
 れるれるれる……
「しごきながら、先っぽくわえてくちゅくちゅしたげても悦ぶよ」
 シコシコ、くちゅくちゅ、シコシコ、ちゅっちゅ
「うう……あっ」
「おとうさん、でちゃいそう? 香里奈ちゃんの初フェラでぴゅっぴゅしちゃう?」
 美耶子がおれに抱きついてきて、耳を舐めてくる。
 そしてささやいてくる。
「いいと思うよ……親子でも。フェラだったらセックスじゃないしぃ」
 美耶子はさらに耳穴に舌先を入れてくる。乳首もいじってきて……
 香里奈は懸命に舌を動かしている。
 さっき美耶子がしていたように、竿舐めや、睾丸あやしも試みる。
 それを、おれは撮影しながら――
 熱い精液がこみ上げてくる。
 ああ、香里奈、香里奈――
 たまらずおれは片手で香里奈の頭をつかみ、引きつけた。
「うぐっ!?」
 香里奈が目を見開いた。
 喉奥まで亀頭が届く。
 こんな快感が――
 マグマのように衝きあげる。
「香里奈ちゃん、セーエキくるから! 息とめて、耐えて!」
 美耶子が声をあげた。
 おれの意識が白く灼ける。
 弾けていた。香里奈の喉奥に、激しく射精していた。
 反射的にペニスを抜いていた、それがもう少し遅かったら、香里奈を精液で窒息させていたかもしれなかった。
 抜いたペニスから噴出するザーメンが香里奈の顔に降り注いだ。
 仕事でも、なかなか出ない量と濃さだった。
「すっごーい、おとうさんの、いつも濃くて量もすごいけど、ここまで多いのは、初めてかも」
 美耶子は、咳き込む香里奈の背中をさすってやりながら、驚きの声をあげていた。
「よっぽど香里奈ちゃんのフェラが気持ちかったんだね、なんか妬けるぅ……」
 香里奈は咳をおさめながら、自分の顔を塗り込めた精液を手に取り、指でその粘性を確かめ、匂いをかいだ。
「すごい……これがおとうさんのセーエキ……赤ちゃんのもとなんだ……」
「そうだよ。これをゴックンするのも子役の仕事だよ」
 美耶子が香里奈の顔を舐め、おれの精液をすする。粘度が高すぎるのか、まるで麺のように尾をひいて、美耶子の唇に吸い込まれる。
 ごっくん。
「ずるい、美耶子ちゃん、これ、わたしのなのに。わたしもゴックンするぅ」
「香里奈ちゃんはオチンチンから直接のめばいいじゃん。お掃除フェラも大事だよ」
 美耶子の入れ知恵のおかげで、香里奈がおれのペニスにむしゃぶりつき、尿道に残った精液を吸い上げようとするので、また勃起してしまった。
 今度はコントロールしながら香里奈の口に適量、射精をしてやった。本来はそれができるのがプロなのだ。
「ん……んく……んぐ」
 なかなか喉を通らなかったようだが、なんとか飲み干した香里奈は、美耶子からお作法を教わって、ちゃんと飲めたことを口をあけてみせてくれた。

つづく

うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと! 2nd(2) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事

3 

 観覧車に乗ると、美耶子はおれの正面に座り、ベンチの上で膝をたてた。白い布地を覆われた、股間が見える。
 美耶子はいたずらっぽくおれを見つめている。
「――どういうつもりで、おれをさそった?」
「せっかく二人きりなのにそういうこと訊く?」
「質問してるのはおれだ」
「うんっとね――ドラマのシチュエーションを体験してみかった、とか?」
「はぐらかすな」
「ほんとだよぉ。遊園地デートとかしたことなかったし、お仕事以外で、香里奈ちゃんのおとうさんとお話したかったのもほんとだし」
 美耶子は超人気子役だ。仕事でいろいろな男優とセックスしていても、プライベートで誰かと会っていたら、スキャンダルどころか、淫行という犯罪にもなりかねない。
 日本では、十八歳未満は児童扱いなのだ。いまだに。
 そういう意味では、美耶子もリスクを冒している。
「さっき、お化け屋敷で、手を握ってきたのは――きみじゃなかった」
 暗闇のなかでほかの少女とすり替わった――匂いでわかる。感触は今も手に残っている。
「あ、やっぱり、わかってた?」
「わかるさ。自分の娘だからな」
 赤ん坊の頃から抱きしめてきた。美耶子とは違う形で、そのすべてを知り尽くしている。
「香里奈ちゃんに頼まれたの」
 美耶子は悪びれることなく答えた。
「香里奈に?」
「うん。香里奈ちゃんのお母さん、厳しいんだって。おとうさんに――あ、もちろんおじさまのことね――会いに行きたいっていっても許してくれないし、習い事とかで全部時間を埋められっちゃってるんだって」
「そうか」
 元妻らしい。あれは香里奈に自分の夢を託している。女優として成功できず、おれのような大部屋俳優に引っかかってしまったことを悔いていた。
「でね、香里奈ちゃんの予定の中で、半日だけ時間をあけさせてもらって、ほかの友達と遊園地で遊ぶってことにして、お化け屋敷で入れ替わったの。あたしああゆうの苦手だしぃ」
 暗闇の中でしがみついてきた、小さな身体。震えていた。
 香里奈……
「ありがとう……感謝する」
 おれは頭を下げた。
「わ。おじさまにお礼言われちゃった」
 目を見開き、驚いたように美耶子が反応する。
「でも、あたしもすっごく楽しかったし――」
 夢だったし――とつぶやいたのは本音っぽかった。
「ね」
 美耶子がパンツの布地をずらした。
 少女の性器があらわになる。
 濡れている。
「えっちな気分になっちゃった……」
 十歳の少女がいやらしい表情になって言った。
「お礼、もらっていい?」
 観覧車が地上に戻るまで、十分ほどしかない。
 美耶子を膝の上に乗せて、挿入した。
「ふあああっ! すごいよおっ!」
 美耶子がしがみついてくる。
「おとうさんの――気持ち良すぎるうっ!」
 ほかのゴンドラに乗っている客からすれば、仲良し親子が抱き合っているように見えたことだろう。
 高所におびえた幼い娘をなだめすかしているかのような。
 実際には性器どうしでつながっていた。
 おれは初めて、撮影現場以外で美耶子とセックスした。
 久しぶりのプライベートでのセックスの相手が小学生とは――
 撮影ではもっとちゃんと準備をする。ローションも使う。
 だが、たぎっていた。
 美耶子の中に、ただただ吐き出したかった。
 カメラマンがいない。照明も音声スタッフもいない。桃山園がいちいち演技指導してこない。
 こんな仕事をしながら言うのもなんだが、これは違法行為だ。撮影という虚構をともなわない子供とのセックスは――罪だ。
 だからこそ興奮する。
 何十回も味わったはずなのに、美耶子の膣が痛いほど締めつけてくるのに驚く。細い身体を抱きしめる。髪の匂いは、一日たっぷり遊んだ子供のそれだ。
「あああっ! だめぇ、だめぇ……うくっ!」
 美耶子の顔がゆがむ。快楽にもだえている。
 仕事以外での美耶子の痴態は幼げだった。
 なんの技巧もない。うぶな十歳の少女だ。
 その少女の尻を掴んで、好き放題に突く。
 世界で最もたくさんの男根を受け入れたロリビッチ初潮前膣穴にペニスを埋めて、小刻みにストロークする。小学四年生の生意気な襞がおれの亀頭を舐めしゃぶり、射精を急いてくる。
「ああああっ! おじ、おじさんっ! ほんとにぃ……きもちぃいいいっ! おまんこ、とけちゃうぅうううっ!」
 撮影の時とはちがう、美耶子の反応。
 少女の子宮をナマで突きまくる背徳感。
 これは同年代の娘を持つ父親ならではの感覚だ。
 おそろしいほどの快感だった。
 五分もたず、射精した。
 膣奥にたっぷりと子種を注ぎ込んだ。
 ゴンドラが地上に近づいていく。
 美耶子はおれのペニスを口に含み、お掃除フェラできれいにしてくれた。ふたたび勃起してしまうのには困ったが――
 そして美耶子は脱いだパンツでシートの汚れを拭き取り、ゴンドラから何食わぬ顔で降りる。勢いよくはねたものだから、スカートがめくて、ワレメが見えそうになる。
 係員は一瞬怪訝な表情になったが、次の客をゴンドラに導き入れた。 雄と雌の体液の匂いが残っていたかもしれないが――カップル客ならちょうどいい刺激になるかもしれない。
「わたしたち――つきあってるっていうのかな? それとも、セフレかな?」
 手と手をつなぎながら――恋人つなぎというらしい――美耶子はそう言って笑った。


 それ以来、美耶子とはプライベートでデートする仲になった。
 つきあっているとは言えまい。お互い、恋愛感情はない。
 だが、肉体は惹きつけあっていた。相性がよかったのだろう。
 美耶子の方には、彼氏では満たされない「父親に甘えたい欲求」があったのかもしれない。
 それと、美耶子とのデートにはもうひとつ大事なイベントがセットになっていた。いつもというわけではないが――香里奈と会えた。
 美耶子がうまくセッティングしてくれたのだ。

 その日は、天然温泉をくみ上げているというスーパー銭湯に来ていた。家族風呂を貸し切りにしているから、周囲に目はない。
 小学生の娘を二人連れてきた父親、というのがおれの役柄だ。
 家族風呂といっても畳敷きの休憩室つきだから、そこで歓談できるし、ルームサービスで料理も運んでもらえる。
 実際、三人で昼食を取ったところだ。おれも昼からビールを飲んでいる。
 香里奈は九歳――親の自分が言うのもおかしいが、美少女に育っていた。身長は相応だが、脚が長い。ショートボブにしているせいもあるだろうが、顔が小さくて、モデルにもなれそうだ。
「おかあさんがね、芸能人になりなさいって――」
 元妻は売れない女優だった。美形でスタイルもよかったが、女優としての華、存在感がなかった。美耶子が持っているようなオーラがなかった。
 仕事を得るために枕営業をしていたことも知っている。おれとつきあうようになる直前まで、そういうことをしていたようだ。
 おれと暮らすようになって、香里奈を身ごもり、元妻は女優をやめた。引退する、などと宣言する必要もなかった。無名だったからだ。
 あいつは香里奈に夢を託しているのかもしれない。
「劇団にも入ったし、モデル事務所にも登録したけど――」
 まだデビューはしていないようだ。
「香里奈ちゃんなら子役になったらすぐにスターになれるよー! だって、かわいいもん!」
 割って入ってくるのは美耶子だ。そう、忘れがちだが、本来は美耶子とのデートなのだ。
「そんなぁ……美耶子ちゃんに比べたら、わたし地味だし、かわいくないよ……」
 学年は一つ違うが、同じ学校に通っているいるらしい。香里奈からすれば美耶子は大スター、まぶしい先輩なのかもしれない。
 親の欲目かもしれないが、香里奈は美耶子にけっして劣ってない。目が大きく、ちょっと垂れ目加減で、おとなしそうなのが良いという男も多いだろう。そのあたりは元妻に似ている。やたらめったら男に――特に年上の男にもてていた。
「かわいいよー、ももちーが見たら、たぶんほっとかないと思う」
 美耶子が言う「ももちー」とは桃山園のことだ。子役デビューとなったら、香里奈も桃山園に食われることになる。正直それは許しがたいな……
「さてと」
 美耶子が立ち上がる。
「ごはんもたべたし、お風呂はいろ! ね、香里奈ちゃん」
「え、でも……」
 おれを窺うようにする。
「いいよ、入っておいで。おれはここでのんびりしてるさ」
「なにいってるの? おとうさんも入るんだよ! ね、香里奈ちゃーん」
 美耶子が香里奈に抱きつきながら、おれに目配せしてくる。
「香里奈ちゃんから聞いてるよ? 去年までいっしょにお風呂入ってたんでしょ?」
 う。
 たしかに、元妻と別れる前は、香里奈とよくいっしょに風呂に入っていた。だが、香里奈は今よりもっと小さかったし、年齢的にも不自然ではなかったはずだ。
「おまんこの洗い方も、おとうさんが教えてくれたんでしょ? ちゃんと広げて、きれいきれいしなさいって」
 それは陰部はきれいにしないといけないからで……
「最初のうちは、怖くて触れなかった香里奈ちゃんのかわりにおとうさんが洗ってあげたんでしょ?」
 おれは香里奈を見た。香里奈は困ったように目を伏せる。
 そんなことまで話したのか――おれが親権を取れず、面会も許されていないのは、香里奈への性的虐待の疑いをかけられたからだ。今の時代、親子のスキンシップさえ、ゆがんだ目で見られるのだ。
「あのね、香里奈ちゃんは、それ、自慢していってたんだよ?おかあさんよりずっと、香里奈ちゃんの身体のことについて気を遣ってくれていたって」
「あ……そうなのか」
 こくん、恥ずかしそうに香里奈はうなずいた。
「ね、三人でお風呂はいろ?」
 美耶子が重ねて提案し、おれも応じることした。美耶子も香里奈も、違った意味でだが、おれと風呂に入るのは慣れている。

つづく


うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと! 2nd(1) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事

第二話 美耶子がセフレになっちゃった


「あん、あっ、あっ……はぁ……」
 照明にさらされ、周囲をカメラと音声マイクで固められ、宇多方美耶子はあえいでいた。
 少女の肌は紅潮し、汗の玉が浮いている。広げた脚の間――無毛のヴィーナスの丘を断ち割っているのはおれのペニスだ。
  連続ドラマ『LINEで始まる恋だから』のレギュラーになってから2ヶ月。
 週の半分は、こんなふうに濡れ場の撮影がある。
 リハや撮り直しも入れれば、この少女と肌を合わせた回数は三十数回にのぼる。
 これほどの回数、ただの一度も避妊せず、生挿入、膣中だしを繰りかえした女は、元妻も含めてもいないかもしれない。
 美耶子の身体のすべてを知り尽くしたといっていい――十歳の少女の肉体でおれの亀頭が触れていない部位は残っていない。膣はもちろん、アナルも口腔もだ。
 それでも、撮影のたびにおれは驚かされることになる。一日ごとに、美耶子は変わっていく。成長期のエネルギーに満ちあふれている。そして、おれの精液を容赦なく搾っていく。
 今もだ。
「むっ……んぅ……おじさまぁ……」
 子供の口腔を舐め回しながら、おれは美耶子の細い身体を膝の上で抱きしめる。ペニスは美耶子の膣内に埋まったままだ。少女のぬるぬるの肉筒がおれに射精を迫ってくる。
 それをこらえながら、おれは美耶子の尻肉を左右に広げる。おれからは見えないが、肛門が左右に広がり、濃いピンクの粘膜がカメラにとらえられているはずだ。
 その美耶子のアヌスに、おれのものではないペニスがこすりつけられる。
 共演者の星乃源のペニスだ。美耶子の担任教師役で、主題歌も歌っている。このドラマでブレイクした一人だ。
「せ、せんせ……おしり、入れちゃうの……?」
 美耶子が不安そうに言うが、もちろん演技だ。
 星乃源は美耶子の肛門に亀頭をこじ入れる。何度もそれを繰り返し、馴染んだところでゆっくり沈めていく。
「あ……っ! ああ……あああ……入ってきちゃ……ぅ」
 おれと星乃、二本のペニスを受け入れた美耶子は、甘く鼻にかかった声をもらす。
 二本のペニスが美耶子の前後の穴を押し広げながら、それぞれ子宮と直腸をむさぼる。
「あっ! はぁ……っ! んうううっ!」
 美耶子がたまらないように、おれの唇を求めてくる。
「んぅ! んんーっ……むんんん……」
 鼻を鳴らしながら、おれと舌をからめている。
 と、おれの顔の横にもう一人の共演者が現れる。
 すると、美耶子の舌が唾液の糸を引きながらおれからはなれ、三人目の共演者、氷谷豊――美耶子の父親役だ――のペニスにからみつく。そして、愛しげにしゃぶり始めるのだった。
「はぷっ……れろ……パパのおちんちん、おいしいよぉ……」
 ヴァギナ、アナル、オーラル、穴という穴に成人男性の生殖器を打ち込まれた少女は、性的搾取の被害者などではなく、男たちをむしろリードし、全員を射精に導いていく。
 男たちは声なき声をはなって、それぞれのタイミングで射精する。
 そして、挑む穴をかえて、二回戦、三回戦と繰り返す。
 のべ十数回の射精を受けて、美耶子は全身を白く粘つく精液まみれとなり――
「おじさま、せんせ、パパ――みんな、大好き!」
 三本のペニスに順々にキスしていった。
「はいカットー!」
 桃山園がカチンコを鳴らす。
「はい、これで、『LINEで始まる恋だから』、全シーン撮影完了よー、みなさん、お疲れー」
 その宣言により、スタッフ全員が拍手する。
 と同時に、主演女優の美耶子に花束が手渡される。
 数時間におよぶ4Pシーンの撮影に、おれを含む男優陣は疲労困憊だったが、若い美耶子は元気いっぱいで、花束をうれしげに掲げた。
「すっごいうれしい! ドラマもハッピーエンドだし! 最高!」
 人気ドラマ、『LINEで始まる恋だから』の最終回のクライマックスシーン。美耶子と関係を持った三人の男たち――氷谷豊演じる義理の父、星乃源演じる担任教師、そしておれが演じることになった行きずりの男が一堂に会し、美耶子を巡って争ったあげく、けっきょくは全員で美耶子とセックスしまくって、新しい形の家族になる、という展開だ。最終回の2時間スペシャルの後半1時間はこの4Pシーンにあてられている。さらに、実際の撮れ高はその三倍はある。
「いやあ、マジで過酷……キンタマ空っぽですよ」
 歌手兼男優として人気急上昇中の星乃源もげっそりしている。得意のダンスを踊る気力もないようだ。
「ほんとうに、美耶子ちゃんとの共演は命を削りますからね」
 銀縁めがねの位置を指で直しながら言ったのは、大御所の氷谷豊だ。大御所でありながら、濡れ場もスタンドマンを使わず、自分の「愛棒」でこなしきったのはさすがというべきか。
 おれはといえば、最終回という言葉に若干の寂寥感をおぼえていた。このドラマが終わることで、毎週、現場で美耶子と会って、セックスする、という生活は終わる。ここしばらくは美耶子に射精コントロールされているようなものだったので、いささか戸惑いもある。
「香里奈ちゃんのおとーさん」
 バスローブを着た美耶子がおれにハグしてくる。
「おとーさんのおかげで、すごくいいドラマになったよ、ありがと」
「あ、ああ」
 美耶子は、おれの娘・香里奈と同じ学校の生徒だ。一学年、香里奈の方が下だが――
 そのことを知らされてからは、仕事とはいえ美耶子とセックスすることに奇妙な昂ぶりを覚えるようになっていた。そのことを美耶子には気づかれないように努めてはいるのだが、美耶子には見抜かれている気がしてならない。
 美耶子がじっとおれの顔を見上げている。小さいから自然とそうなるのだが、こんなふうに抱き合っていると、娘を、香里奈をだっこしている気分になる。
「ふふ」
 猫のような美耶子のつり目が細められる。楽しんでいるような表情だ。
「すてきなおじさまに、お礼ね」
 背伸びしてちゅっと頬にキスしてくれる。もちろん、こちらがかがんでやらないと届かないのだが――
 これまで、もっと凄いことをしてきているのに、そんな子供っぽいキスがうれしく感じるのは不思議な感覚だ。
「じゃ、またね、香里奈ちゃんのおとーさん」
 言うなり、おれの腕をすり抜けて、氷谷豊、星乃野にも順々にハグとほっぺにチューをしていくのだった。
 終わったな……
 そう思った。仕事でまた美耶子とからむことはあるかもしれない。だが、これまでのような頻度ではないだろう。
 物足りないような、それでいてほっとしたような、感覚。
 だが、その予感は間違っていた。


 まさか。
 クランクアップの翌日、おれは宇多方美耶子にLINEで呼び出された。
 まるでドラマの展開と同じだ。
 これまで一度たりともプライベートで会ったことなどない。
 小学生の美耶子はキャスト同士の食事会や飲み会にも参加したこともない。
 それが――デートの誘い、とは。
 断ることもできた。
 断るべきだったろう。まともな大人なら。
 だが、おれは誘いに応じていた。レギュラーが終了して、ずっと押さえられていたスケジュールにぽっかりと空白ができてしまったということもあるが。
 それよりも、娘との面会を禁じられているおれにとって、娘と一つ違いの美耶子と出かけるというのは妙に心躍ることだったのだ。
 待ち合わせ場所は遊園地で――美耶子は白いワンピースにつば広帽子、おもちゃのようなサングラスをかけていた。いちおう変装のつもりだろうか。
 おれはくたびれたシャツにジャケット、デニムはあちこち破れている。
 いかにも――ああ、そうだな――親子みたいだ。それも、有責で離婚し、親権を失った父親が何ヶ月ぶりかに娘に会うかのような――
「ね、香里奈ちゃんのおとうさん――ってちょっと長いから、おとうさん、って呼んでいい?」
 美耶子にそう言われて、おれはうろたえた。
 そういえば、美耶子には両親がいない――と聞いたことがある。
 胸が痛んだ。
 と同時に、香里奈のことを思うと、ほかの少女におとうさんと呼ばれることに躊躇いも感じた。
「あと、周りの人に怪しまれても――でしょ?」
 それもそうだ。
「あたしのことは香里奈、だよ」
 ――たしかに、美耶子の名前を外で呼ぶのはまずいかも……
 そう思ったときには、もう美耶子のペースに巻き込まれていた。
 おれと美耶子はほんとうの親子のように手をつないでゲートをくぐった。


 美耶子はやはり天才だと思った。普通に遊園地を楽しんでいた。後ろめたさや躊躇いもなく、どこにでもいる子供のようで、だから、誰もそこにいるのが人気子役の宇多方美耶子とは気づかないのだ。
 多くの人々がおれと美耶子を見て、仲の良い親子だと認識していた。だが、実際はおれと美耶子は仕事の上でとはいえ、肉体関係のある男と女なのだった。
 美耶子といるとどうしても、交わったときのことを思い出してしまう。
 美耶子も同じだったのかもしれない。
 手をつなぐときも恋人つなぎをしてきたし、やたらと身体を寄せてくる。
 親子っぽく振る舞いながらも、戯れにおれの股間を触ってきたかと思えば、ワンピースのすそをさりげなくもちあげて、子供パンツを見せつけたり――美耶子の振る舞いはどんどん過激になっていった。
 二人乗りのライドでは、おおっぴらに抱きついてきた。
「おとうさん、こわいからだっこしててぇ」
 周囲には、同じように抱き合っている親子がいる。おれたち以外はみんなほんとうの父娘で、血縁関係ではあっても肉体関係ではないだろう。
「ね、キスして」
 美耶子がねだる。プライベートでは男優とつきあうことのないともっぱらの美耶子が――
 本物の親子に混じりながら――おれたちは舌をからませる。「娘」のパンツに手をつっこんで尻の肉をもみしだき、肛門を左右に広げる。いやらしい「娘」は扇情的に尻を突き上げ、パンツからこぼれた粘膜の華を周囲に見せつける。
 近くを通り過ぎた何組かの親子――その父親の目が剥かれるのを感じた。その後、その父親たちが自分の娘にどんなスキンシップを試みたか――それはわからない。
 望むらくは、世の父親たちの自制が保たれんことを――


 お化け屋敷にも入った。美耶子のリクエストだった。噂では美耶子は極度の恐がりと聞いていたから意外だった。
「おとうさん、手つないでてね」
 美耶子は本気で怖がっているようで声が震えていた。
 お化け屋敷のなかは真っ暗で、一歩先もわからないくらいだった。
「きゃっ」
 美耶子が声をあげて、手が離れた。つまずいたのか――
「美耶子――?」
 声をかけると、おれの手を小さな手がぎゅっと握ってきた。
「だいじょうぶか?」
 返事はないが、指にかかる力が増した。
 そのしっとりとした感触におれは――
 思わず少女を抱きしめていた。
 懐かしい匂いが鼻腔を満たした。お日様の匂いのする髪――
「香里奈――」
 その名前を呼んだ。
 おれの腕の中で少女の身体が震える。
 この感触は――懐かしさがこみあげる。
「おまえは――」
 言いかけて気づいた。魔法の時間はすぐに終わる。
 腕の中から、いとおしい感触が抜け落ちる。
 その空虚感に胸を突かれる。そして――
「おとうさん、こっちだよ?」
 お化け屋敷の出口から光がさしこみ、美耶子が手招きしていた。

つづく

うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと!(5) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事


 現場の声なきざわめきを感じる。幾度か感じたことがある。
 良い画が撮れているときの、奇妙な高揚感。
 カメラマンも、音響も、照明も――今は仕事がないはずの様々なスタッフたちさえ――凝視する。息をひそめる。
 それでいて、ざわざわする雰囲気。
 いま、それがある。
 おれは美耶子にしゃぶらせていた。
 腰を動かして、喉奥を突く。
 美耶子はそれを諾々と受け入れている。
 ハリウッドの超一流俳優とも絡んだ日本のトップ子役だ。その宇多方美耶子が、名も無い大部屋俳優のチンポをしゃぶっている。
 おれを上目遣いに見つめながら、おれの亀頭に舌をからめてくる。
 精液がせり上がってくる。
 まさか――おれが――
 香利奈じゃない。美耶子は香利奈とは似ていない。でも、その舌や口腔の感触は、想像のなかの香利奈のそれと恐ろしいほど一致していた。
 香利奈は九歳――美耶子は十歳だが小柄――ちょうど、口腔のサイズが同じだとでもいうのか……
 いずれにせよ、小学生女児にフェラチオされる体験は――普通の人生を送っていれば味わうことはない。
 おれは、もう普通じゃない――そうだろう、こんな体験、許されるはずがない。
 娘ほどの年頃の少女にペニスを吸いたてられ――娘を思い出して勃起して――射精に至ろうとしている。
「おじさん……出して……いっぱい……」
 ペニスから口をはなし――小さな手でしごき始める。
 亀頭の敏感な箇所に指をからめ、巧みにこすりたてる。
「っ……うっ!」
 思ったよりも早く導かれた。射精の瞬間が訪れる。
「おじさんっ!」
 美耶子が舌を伸ばし、亀頭を覆う。
 びゅっ! びゅびゅびゅ――びゅばっ!
 弾丸さながらに精液が飛び出し、美耶子の顔を汚す。美耶子はそれに構わず、亀頭をほおばり、喉奥に後半の射精を受け止めた。
 我ながら、たくさん出したと思う。
 射精がおさまったとき、美耶子の口腔内はおれが放ったもので満たされていた。
「はむ……んっ、んっ……んん」
 美耶子はそれを何とか飲み干したようだった。
「おじさんの精液……おいしかった……よ?」
 顔中をぶりっぶりのゼリー状の精液で汚し――唇の端から精液のよだれたらしながら微笑む美耶子――その顔が香利奈と重なって――おれは理性を失った。
「あっ!? やっ……むう……ん」
 美耶子を押し倒し、唇を奪った。おれの味がする美耶子の口腔を、舌で、存分に嬲った。
「はっ……あ……れろ……れろ」
 小さな舌を動かして答えてくる美耶子。その舌をまること吸い上げる。
 ぢゅるるるるるぅっ!
 娘と戯れにキスをした時に、いま舌を入れたらどんなだろう、と思わない父親がいるのか。
 娘とお風呂に入ったとき、まったいらな胸がいつか膨らむ時を想像しない父親がいるのか。
 娘のきよらな陰裂を見た時に、やはり女の形をしているのだな、と思わない父親がいるのか。
 もちろん、みんな誰だって、娘に対してそんなことは思わない。娘はただただ愛おしいだけで、一ミリ秒だって欲情が涌くはずがない。
 だから、小学生の娘と同じ年頃の少女に欲望を感じるはずがない――
 ――嘘だ。
 高校生の娘を持つ父親は、女子高生の脱ぎたて下着に興奮しないのか?
 中学生の娘を持つ父親は、女子中学生の膨らみかけおっぱいに興奮しないのか?
 それは、嘘なのだ。
 おれは美耶子の肌を唇で味わった。すべすべで触るだけで心地良い、子供の肌だ。日々成長しているからこそ、細胞レベルで若い。生命力に満ちている。
 乳首が小さすぎて不安になるが、舌先でつつくときちんと反応する。
「あんっ! ひゃあっ! お、おっぱい……気持ちいい――」
 掌を滑らせワレメを弄くる。無毛の小さなクレヴァス。そこはぴったり閉じているが、十分に濡れているので、指がつるんと飲み込まれる。
「はっ――あっ!」
 さすがに処女の演技をする余裕もないのか。それとも、処女でも、ここまで濡れれば痛みは感じないのか――
 はて――どこまでが演技なのだろう?
 もう、わからない。
 それでもギリギリ、カメラの位置はわきまえていた。クリトリスの包皮を剥き、深紅の真珠粒をあらわにすると、指で擦り、さらに舌で舐めあげる。しっかり撮れたはずだ。地上波でも、子役のクリトリスはしっかり映す。挿入はさすがに見せないようにごまかすが、それは大人のペニスが映り込むからだ。クリ責めなら、大人――おれが映り込んでいても問題ない。
「あひぃっ!? そこっ! そこ、すごいよぅ、おじさんっ! じ、自分でいじるのと、全然ちがうよぉっ!?」
 美耶子が、腰をひくっ、ひくっ、と振るわせる。膣口から愛液がこぼれ、クリも勃起して付け根を見せている。これがぜんぶテレビで流れるのだ。日本だけで何千万人もの視聴者が「性的ではない子供の肉体のありふれた一部」を見ながら、平静を装うのだ。
 さらに見せ場は続く。おれは美耶子の膣を広げる。十歳の少女の性器を開帳する。
 処女膜をカメラに、視聴者に、見せつける――もちろん実際にはもう美耶子に処女膜など残っているはずもないが――そこはCGなどで加工することになる。
 ――はずだったが。
「美耶子……おまえ……処女膜……あるじゃないか……」
 そこには濃いピンクの膜が――全体を覆うまでではないが――中央に穴を穿たれながらも――存在していた。
「ゆ、ゆび、自分での入れたことあるけど……それ以上はこわかったから……」
 美耶子が小動物のように身体を震わせながら言う。
 これはSFXの一種なのだろうが――リアルすぎる。
「おじさん……するの?」
「ああ……ここまで来たら、ちゃんと約束は守る」
 LINEで処女の捨て先を探していたのが美耶子だ。それを援交少女の「神」であるおれが買った。
 本来の芝居の流れにようやく――脱線はいろいろあったが――戻った。
 おれは再び勃起したペニスをゆっくり美耶子の性器に近づけていく。

10

 ここは見せ場だから、さまざまな角度からカメラが追ってくる。地上波では大人のペニスを映せないから、美耶子の表情やおれの背中越しのカットになる。ネット配信やビデオソフトの特典映像用には挿入シーンをしっかり映す。亀頭を美耶子の膣口に当て、じらすように擦りつける。
 クリトリスと鈴口をキスさせる。カウパーと愛液がからんで、透明な糸を引く。
「お、おじさぁん……」
 切なくなったのか、美耶子がおれの腕に縋ってくる。
「も……もう……がまんできないよ……してぇ……」
 脚本上でも美耶子は処女ながら性的に開発済みで、自分から男のペニスを求めてもおかしくはない。だが、これは、宇多方美耶子自身が演技をこえてセックスしたがっている、というのが本当のところだろう。
 だが、美耶子のその部分は子供サイズで、亀頭を潜らせようとしても半分くらいのところで肉の隘路に阻まれる。
 愛液でぬるんでいるのにもかかわらずだ。
「あっ……はぁっ」
 痛みを感じているような美耶子の吐息。
 どう見ても、処女膜を破られそうになっている少女にしか見えない。
「いいの……おじさん、いいの……美耶子の処女、奪ってぇ……」
 毎日のように、撮影でいろいろな男優とセックスしているはずの宇多方美耶子が――つい先ほど、リハーサルでも男優一人を廃人になるまで吸い尽くした宇多方美耶子が、処女を散らそうとしている。
 おれは実際に処女を破るときのように、躊躇なく、陰茎を奥に進めた。
 ビッという感触とともに、おれの生ペニスが美耶子の胎内に潜り込む。
 あっけなく膣奥まで届いた。本当に十歳の子供サイズの膣なのだ。あらためて実感する。おれは娘と同学年――小学四年生の少女とセックスしているのだ。
「ああああぅううううっ!」
 美耶子がおれにしがみついてくる。喪失の痛みと快楽がないまぜになった激情に押し流されて――涙を流している。
 結合部をカメラが接写する。
 おれは陰茎を抜き差しする。美耶子の愛液――白濁した本気汁に、破瓜の血が混ざっている。これもSFXで血糊の袋をしこんであったのだろうが、リアルだ。美耶子が子役として数限りなく本番をこなしてきていることを知っていてなお、少女の純潔が奪われた証に見えてしまう。
 視聴者もそう信じるだろう。たとえ、過去に宇多方美耶子の濡れ場シーンを見たことがあったとしても――役柄ごとに世界を作り出せるのが宇多方美耶子なのだ。
 それにしても――美耶子の生膣は最高だった。腰の動きを止められない。あり得ない狭さ、強烈な締め付け――かと思えば柔らかなヒダが亀頭を舐めしゃぶり、子宮口が吸いついてくる――錯覚かもしれないが――
 小学生でもこんなに濡れるのか、そして精子を求めるかのように子宮が降りてくるのか――
 おれは容赦なく美耶子の子宮を突き上げた。
 そのたびに美耶子は嗚咽混じりの苦鳴をあげる。
「うっ……ひぃっ……くぅっ」
 だが、その声に徐々に甘い響きが混ざり始める。
「っあ……あっあっあっ……はぅぅ」
 感じ始めているという演技だが、実際に美耶子が演技抜きにセックスを楽しんでいることがおれにはわかる。腰の動きが自ら刺激を求めるようにリズムを刻みはじめていた。
 そろそろか……
 おれは美耶子と繋がったまま、その小さな身体を抱き上げる。
 対面座位のかたちで、深く奥まで交わる。
「ああああっ! おじさん――奥に……っ」
 もちろん、届いている。
 おれのペニスの先端が子宮の入口をこじあけていく。
「あ……あぅ……あ……」
 美耶子がかすれ声をあげる。ふつうの十歳なら経験するはずのないボルチオファック。
 だが、美耶子ならばできるはずだ。
「うううっあっ! あっああああっ! おじさんのが、み、みやこの赤ちゃん部屋に……っ!」
「美耶子! いくぞ!」
 おれは美耶子の子宮を強引に突き上げていた。
 亀頭が子宮口に吸い付いて、ちゅっちゅ、ちゅっちゅとキスを続けている。
「あああっ! おくっ! ほんとのおくっ! そこだめぇ! おじさんっ、だめえぇ!」
 対面座位の形から、美耶子の細い身体を持ち上げ、尻を掲げさせる。結合部がよく映るように。
 肛門も大きく広げてやる。
 お茶の間のテレビにこれが大写しになるのだ。子供の肛門がいやらしいはずがないからな。それは性器ですらないのだから。
 結合部はさすがに地上波では画像処理されるが、ネットTVやビデオソフトではそれも解禁される。ただし、おとなのペニスは黒塗りになるが。それが有料ネットTVではすべてがオープンになるそうだ。
 十歳の少女のボルチオアクメを数千万人が見ることになるのだ。
「うううっ! あああああああっ!」
 美耶子の子宮口がおれを受け入れ、亀頭が巾着袋のような子宮内壁をこすりたてる。
「なっ! なあああああああっ!」
 白目をむく美耶子。
 悲鳴のような――悲鳴か。おれはすかさず美耶子の唇をふさぎ、舌をからめる。
「んんんっ! んのおおおおおおっ!」
 首を小刻みに振ってのがれようとする美耶子をおれは逃がさず、あえてモノのように扱う。実物大の少女オナホールだ。
 美耶子の尻肉をつかんで、上下に激しく揺する。おれのペニスが子宮内で暴れるように。
「んひーっ、むひぃぃいいい! もほおお、むひっむひぃいいい!」
 美耶子の身体が痙攣する。断続的に子宮で絶頂を迎えているのだ。
 じょぴっ、じょぴっ、と小便も漏らしている。
 そろそろか、これ以上はいくら宇多方美耶子でも厳しかろう――
 おれはフィニッシュへの動きに転換しようとした。すると、耳元で――
(だめ――最後はバックで)
 美耶子がささやいた。おれにしか聞こえないように。白目をむいたアクメ顔をさらしながら――
 これもまだ、演技のうちなのか――
 おれは空恐ろしさを感じながら、美耶子をよつんばいにした。
 バックから子供を犯す。
 おれの十八センチのペニスが美耶子の膣と子宮を貫いて、奥まで串刺しにする。
 両の掌で小さな桃尻を左右に割って、肛門もめいっぱい広げてやる。
 カメラは結合部を接写し、飛び散る本気汁の水滴を画面に受けている。別のカメラは美耶子の顔をアップで撮り、引きのカメラは冷徹にベッド上でセックスする中年男と少女を映しつづけている。
「あああああっ! あひっ! ひぅっ! お、おじさんっ……! 美耶子、もうだめ、だめっ! は、初めてのセックスでおまんこっ! おまんこいっちゃうよぉおおおっ!」
 美耶子のあえぎ声が切迫し、淫語がだだもれになる。
「おじさんのちんぽっ! きもちぃっ! きもちいいいいっ! おまんこ全部、とろけりゅよぉおおおおっ!」
 おれも限界だ。ピストン運動を小刻みに速く、強く、子宮の中にペニスをたたきつける。
「出すぞ! 孕めっ! 美耶子っ! おれの子供を――妊娠しろっ!」
「はひっ! はひっ! にんしんすりゅっ! みやこ、十歳で妊娠するよぉおおおっ!」
 少女の受精宣言におれのたがが外れ、生殖本能のスイッチが入る。
 おれの睾丸が作り出した億単位の精子の固まりが尿道を駆けのぼり、爆発的な噴出を美耶子の子宮内壁にぶちあてる。
「おおおおっ!」
 どびゅっ! どぅぱっ! びゅるびゅるびゅるっ!
 小さな小さな子袋だ。生まれてから十年しか経過していない――まだ繁殖期が訪れていない生殖器官に、おれは激しく動き回る精虫をなみなみと注ぎ込む。子宮が杯だとしたら、もう酒は満ちあふれて、こぼれおちている。
「あっ! あああっ! すごいっ! あつっ……いのが……お腹のなかで――弾けてるよぉっ!」
 子宮に直に射精している。子宮壁に亀頭を押しつけて、粘膜に精液を直掛けしているのだ。おれの射精は小便並みに長い。たっぷり一分くらいかけて出し切った。
 美耶子は白目を剥いている。半失神状態だ。さしものトップ子役もイキすぎてしまったろうか。
 ペニスを抜くと、膣口から大量の精液がこぼれだした。ひくん、美耶子の尻が動く。後から後から精液はあふれ続けた――
「カーットッ!」
 桃山園がカメラを止める。
「よかったんじゃあーい? これでいきましょ」
 その声に美耶子が反応し、むくっと上体を起こした。女性のADがすかさずタオルをかけてやる。
「はひー、死ぬかと思った……おじさん、はげしすぎだよぉ……でも、いいシーンになったみたいだよ」
 にこっと笑いかけてくる。八重歯がのぞく。なんだ、この子。いきまくっていたのはやはり演技だったのか?
「ううん、すっごくよかったよ、何度か気絶しちゃった」
 てへぺろ。
「美耶子ぉ、シャワーにいってねぇ――三十分後、学校の先生に犯されるシーンだから、準備よろ!」
 桃山園が次のシーンのための指示出しをする。おいおい、この後も濡れ場だって……? しかも男優を替えて――ハードすぎるぞ。
 しかし美耶子は屈託なく笑顔のままで立ち上がる。
「はーい! シャワーだ、シャワー!」
 と。美耶子は、唖然としているおれを振り返る。
「じゃあね、香利奈ちゃんのお父さん。また撮影しようね! たぶんおじさん、レギュラーになるから、毎週会えるね!」
「お、おい――娘の名前をなんで……」
 思わず問いかけたおれに美耶子は、にひっと子供っぽい笑みを浮かべて答えた。
「あれ? 知らなかった? 香里奈ちゃんとあたし、同じ小学校なんだよ? 帰りの会とかもいっしょだよ?」


... エピローグ

 そんなわけで、おれは「LINEで始まる恋だから」のレギュラーになってしまった。
 第一回の放送の直後、かつてないくらいにおれのスマホは鳴りつづけ、メール着信が途切れることはなかった。その大半は祝福とやっかみの連絡で、残りは仕事のオファーだった。
 人気子役・宇多方美耶子の相手役というのは、それだけでバリューがあるらしい。さまざまな子役相手の仕事の依頼が殺到した。
 おれの生活は一変した。
 週に二日はレギュラードラマの撮影だ。二日とも、あるいは一日だけの時もあるが、美耶子との絡みの撮影をする。どうもおれの役が美耶子を性的に開発する立場らしく、毎回、異なる趣向の撮影に挑むことになった。
 アナルセックスは初体験だったが、美耶子のアナルは性器と同等かそれ以上の名器であること思い知らされた。
 ソフトSMも、野外姦も(代々木公園でエキストラの面前でガチセックスさせられた)、ロリテレビでさえもオンエアできないマニアックなことも、おかげさまで経験させてもらった。
 美耶子との撮影に影響が出ない範囲で、ほかの子役とも絡んだ。
 男優をしていなければセックスの相手をするはずのない、JS一年生からJC一年生まで、一通りこなすことになった。
 子役の世界も厳しいものだ、と思い知ったのは、相手をつとめたJCの子役がピルを飲んでいることを知ったときだ。
 子役の濡れ場は生中だしが基本だ。子供とセックスしてもそれは生殖行為ではない、というのが建前だから、当然男優は出し放題だ。むしろ避妊具を使うと、子供との「性行為」を認めたことになってしまう。それは違法行為だ。
 だが、子役といっても発育状況はいろいろだから、生理が始まってしまう子もいる。そうなると通常は引退だが、なんとか子役業界に残りたい子はピルを飲み始めるのだ。
 芸能界に近い医者は、子役へのピルを処方をためらわない。
 あと、業界の闇を感じたのは、子役のママさんからの猛烈アタックだ。
 トップ子役の美耶子と仕事で絡んでいるおれは、どうやら彼女たちにとっては無視できない存在らしい。娘のために、「なんとかして口利きを」と自分の身体を投げ出すのもいとわないのだ。
 彼女たちは二十代後半から三十代、さすがは子役のママだけあって、ふつうに女優レベルの美女が多い。むしろおれにとってはストライクゾーンだ。
 とはいえ、仕事で週三は美耶子とセックス、ほかの日もたいてい子役とセックスしなければならない。プライベートでセックスする余裕はなくなった。精液の量や濃さが仕事の評価に直結するのだ。
 ――どうしてこうなった?

うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと!(4) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事


「時間が無いから、もう一気に流れで撮っちゃうからね。リハなしのぶっつけよ」
 もとの脚本だと、ホテルに入った美耶子と援交おじさんは、まずシャワーを浴びながらフェラで顔射、ベッドに移動して本番中出し、という形になっていたが、ホテルに入り次第すぐにカラミが始まるというように変更された。先に撮った男優には申し訳ないが、シャワーシーンのOKテイクもボツになったわけだ。まあ、設定も役者も変わってしまったのだから仕方ない。
 緊張感がものすごい。
 スタッフもピリピリしている。濡れ場は一度撮り出すと止められない。一気呵成に撮りきらないと活きた絵にならない。それは殺陣に似ていると思う。斬られ役としてならかなり場数を踏んでいるおれだ。うまくいった殺陣には必ず流れがあった。斬る者と斬られる者の間の呼吸が通う、流れが。
 さらにいえば、いきなり男優が変わり、脚本にも手が入った。その男優にしても名もない大部屋俳優だ。上手くいく要素が何ひとつとしてない。
 おれをさかんに口説いていたADにしてから、ずっと顔を青くしている。
「いっちゃん、頼むよ、まじで……おれのクビかかってるんで……」
「そんなこといわれてもなー、おれなんかハメられたくさいし。最初っからこのために呼ばれたっぽいし」
 別にこのADに含むところはないが、まあなんとなく気にくわなかったのでちょっと虐めてみる。
「いやっいやいや、まじで、いっちゃんのこと、見学に連れてくれば? って言われただけだし、こんな展開になるなんて――」
「やっぱり宇多方美耶子か」
「いや! いやいやいや!」
 この慌て振りは図星だろうな。もともとこのAD氏は悪人ではないし、むしろ、おれにとってはちょこちょこ仕事を紹介してくれる恩人であるとさえ思っている。
「もういいよ、気にしなくていいよ。てゆうか、おれのこと売り込んでてくれたんだろ、ありがとな」
「はあ……マジよろしく、いっちゃん」
 胸をなで下ろしながらAD氏は去っていく。安心したようだ。
 ただ、わからない。なんでおれなんだ? それに、香利奈しか知らないはずのLINEのIDを美耶子が知っていた訳は?
 いずれにせよ、この仕事をやり遂げてから、訊くしかないようだ。


 切迫した空気の中で撮影が始まった。脚本B案っていうのはいちおう目を通したが、正直そのままではなんとも、という出来だった。そりゃあ、途中で放棄されたもので、読み合わせもされていないレベルだ。ストーリーラインは頭に入れた上で、出たとこ勝負だ。もともとちょい役専門で、覚えなきゃいけない長さのセリフなんて滅多にもらったことがない。
「はい、スタート! よろしくねえ、お二人さん」
 桃山園がスタートさせる。
 おれと美耶子は親子のように手をつないで部屋に入った。美耶子は学校の制服(名門小学校という設定だ)、おれは背広姿だ。おれのサイズに合う衣装があるかちょっと心配だったが、問題なかった。その気になれば魚屋にもなれたが、設定にしたがって会社役員らしいダークスーツにした。
 大きなベッドを見て、美耶子が固まる。おれの放つ緊張感がそうさせたのだ。
 きっと美耶子のプランでは、明るく誘うパターンもあったはずだ。あっけらかんとLINEで男を誘い、軽い気持ちで処女を散らす、そんなパターンも。
 だが、おれは美耶子の手を強く握って、まるで拘束するように離さなかった。そのムードが美耶子に「罪悪感をともないながらここに来た」心情に醸し出させたのだ。
「悪い子だ」
 おれは言った。吐き捨てるように。
「こんなところまで、悪い大人と来るなんて――きみは悪い子だ」
「ご、ごめんさい――で、でも」
 美耶子はおれの目を見て、悟ったようだ。聡いな。脚本ではここから、行為に入るまでのセリフのやりとりがある。さきほでのリハでもあった。他愛ない会話だ。だが、そこの会話がここの芝居では一番大事なのだと、美耶子にも伝わったようだ。
「座りなさい、そこに」
 美耶子を突き放すように、ベッドの方に押し出した。よろけながら、美耶子はベッドに身体を預けた。腰から下の力が抜けてしまったかのような――
「なぜ、あんなことをしたんだ? きみは自分がしたことをわかっているのか?」
 美耶子の前に立ち、おれはおびえた少女を見下ろした。
「それは――」
「自分を大事にしろ、だとか、そういうことはおれは言わない」
「え?」
 言わないの?とでも言いたげだな。言わねーよ。
「どうせ、おれが相手を名乗り出ずとも、他のだれかで間に合わせたんだろう。おまえの処女などその程度のものだ。どうせ誰かのものになる。それをなしがしかのカネにかえたいならば、それはおまえの自由だ」
 美耶子は思考が追いつかないのか、口をぱくぱくさせた。大人に謎論理でやりこめられるJSを演じているのもかもしれないが――どっちだろう?
「おまえの価値はなんだ、美耶子? 子供であることか? 幼くて、可愛らしくて、無害で、無益で、無能であることか? 大人の愛玩物であることか? LINEで男を漁る行為じたい、そのすべてを肯定しているんだろう? 違うか?」
 おれは札入れから万札をつかみ出してばらまいた。もちろん小道具で、本来ならコトが終わった後、美耶子の寝顔の横にカネを置くという演出だったが、いかにも手続きっぽいと感じたので順番を変えてやった。
「ほうら、おまえの純潔とやらの対価はもう支払ってやったぞ。もうお前は目的を果たした。そうだろう? カネを拾って、とっととおうちに帰るんだな」
 一気にやりこめてやった。美耶子の行動原理を否定してやった。次は美耶子のターンだ。
 いっておくが、これらのセリフは100%アドリブというわけじゃない。脚本B案のラインにおおまかには沿っている。本当はもっと思いやりのありそうな、父親のような包容力を感じさせるセリフを吐き、そのままセックスするという流れだったが、それを裏返したのだ。この男は子供を憎悪し、同時に恐れている。自分の子供をうまく愛せなかったトラウマがあるからだ。そんなやつに大人な包容力を使いこなせるはずがない。優しい言葉を吐きながら性欲を満たすなんて器用な真似はできない。
 美耶子はおれをじっと見上げていた。その瞳には理解の色が浮かんでいた。
 彼女は言った。
「美耶子はね、お父さんが欲しかったの――それだけなの。お父さんになってくれそうなひとなら、たぶん誰でもよかったんだと思う……だから、ね?」
 美耶子は制服の前ボタンを外し、スカートを脱いだ。
 下着姿になる。
「美耶子をおじさんの娘に……してほしいの」
「ちょっと、待て、違う……おれは、きみにそういうことをさせたかったんじゃない」
 おれはうろたえた。いきなり王手を打ち込まれたような気分だ。だが、このうろたえている感じは演技としても間違いじゃない。だが――
 娘の顔が目の前に浮かんで――香利奈の顔が――
 言いたくない。言えない。だがこれは仕事で――作り事で――でも、自分にしかできないことで――ああ――
「娘に……? いいだろう、じゃあ、まずはしゃぶってもらおうか」


 脚本B案で美耶子を買った男――永瀬(どういうわけかおれと同じ名前をつけてやがった)は、娘と近親相姦をしていた挙句、妻から三行半をつきつけられ、娘とも会えなくなった。それ以来、LINEで知り合った小学生女児の「神」になっては、金品を与えていた。女児と肉体関係は持ったことはなかった。それまでは。
 そういう設定がありながら、ホテルに入ってスムーズにセックスを始めたら変だろう?
 お互い凶器のような言葉を投げつけあい、その断絶を埋めるために行為に及ぶ、というほうが自然だ。事前の打ち合わせの時間はなかったが、美耶子はうまくやってくれた。だが、少々うまくやりすぎたようだ。
 リアルにおれのトラウマが励起してしまったのだ。いっておくが、おれは香利奈と近親相姦などしていない。いっしょにお風呂にはいることはあったが、小さい時だけだ。
 だが、娘と同年代の少女を相手にすることを改めて自覚してしまった。
 つまり――
「勃たないわねえ」
 桃山園があきれたように呟くのを感じた。
 スタッフの失望感もだ。AD氏の顔はたぶん蒼白を超えているだろう。
 はぷっ、ちゃぷ……れろ、れろ……
 美耶子がおれのをくわえて舌を使っている。処女という設定から、最初はわざと拙くしていたようだが、おれのが大きくならないもので、テクニックを使い始めていた。
 亀頭のくびれを唇で締めつけ、鈴口を舌でたんねんにねぶったり、竿の裏筋を舐め上げたり、睾丸をくちにふくんで舌でマッサージしたり――風俗嬢も真っ青のテクニックを駆使してくれた。
 だが、半立ち以上にはどうしてもなってくれない。おれはロリコンではないが、刺激にはきちんと反応する。中折れしたことはかつて一度もない。それが――
 ちゅぽん、と美耶子がペニスから口を離す。いよいよ諦めたか――また、大口叩いておいてこれはない。
「ごめんね……美耶子、へたくそで……おじさんのこと気持ち良くさせてあげられない」
 美耶子は芝居を続けている。
 おれも最後まで応えないと――
「いや、いいんだ。おれこそすまない。きみにあんなことを言っておきながら――」
「おじさん、教えて……娘さんがどんなふうにやってたか――わたしに教えて?」
「なっ――」
 落ち着け、美耶子は設定に沿って芝居を広げているだけだ。ドラマの中の永瀬は娘と近親相姦をしていた。おれじゃない。役名としての永瀬がだ。だから、永瀬を気持ち良くしたい美耶子が娘のことを訊くのは不自然じゃない。だが――
「ね、娘さんの名前は? わたしと同い年くらいなんでしょ?」
 まずい。何か答えないと。演技勝負を挑んだのはこちらだ。アドリブを放り込んで美耶子の実力を試す真似もした。このまま押し切られるわけにはいかない。おれは――
「香利奈……きみと同じ学年で、四年生だよ」
 ああ、言ってしまった。香利奈の名前を。虚構の中に娘を放り込んでしまった。
「かりなちゃんだね? すっごく可愛い名前。きっと可愛い子だよね? たぶんわたしよりもずっと――」
「ああ、そうだ。香利奈は君よりずっと可愛い。君より小さくて肩も細くて――唇も――あっ」
 美耶子がおれのペニスをふたたび口に含み、舌をからめてくる。
「はぷっ、かりなちゃんが、しゃぷっ、したみたいに、れろ……やってみるね……」
 唾液を口腔いっぱいにためて、これまで以上に奥まで吸い込む。ばかな。
「ちがう……香利奈はそんなこと……」
 本当の香利奈はおれのチンポをしゃぶったりはしていない。いっしょにお風呂に入ったとき、おれの股間にぶらさがっているものを羨ましがったことはある。「ねーねー、パパ、どうして香利奈にはおちんちんがないの?」と訊いてきて困らされたことはある。男と女の違いを教えるため、お風呂に一緒に入ったとき、香利奈のワレメを開いたことが一度だけ。それはほんとうに一度だけだ。クリトリスが一人前に勃起していて、膣口が少し開いて処女膜のようなものが見えて、慌ててやめたことがある。「ママには内緒な」「うん、ナイショナイショ」と指切りげんまんをして――だが、離婚の際のおれの所業のひとつに「娘への性的虐待」が挙げられていて――。
「香利奈はもっとへたくそだったよ。すぐ、歯をあててしまって――」
「ほう? ほんはふうひ?」
 美耶子が八重歯を当てて来る。痛い。だが、その痛みが記憶を呼び起こす。香利奈の笑顔。永久歯が生えてきて、前歯が抜けた後のファニーな笑顔。その奥に赤い舌が蠢いて――ばかな。
 香利奈の口腔――そこにおれはペニスを――たった一度も想像しなかったと言えるだろうか?
 お風呂にいっしょに入るたび、香利奈のワレメやアヌスを見て、何も妄想しなかったと言えるだろうか?
 一度だけだ――本当に一度だけだったはずだ、現実には。だが、想像の世界では――?
 なんて、ことだ。
「おじさん……すごくなったよ。かりなちゃんのこと、思い出したんだね」
 おれは屹立していた。赤黒い肉棒が少女の肉体を求めて、そそり立っていた。

つづく

うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと!(3) 

カテゴリ:日記


「はーい、じゃ、美耶子さん、シャワーはいりまーす」
 ADが休憩入りを告げて、メイク係の女性がバスローブを美耶子に着せる。マネージャーらしい男も側に行ってなにかしら声をかけている。あっ、頭をナデナデした。美耶子がネコみたいな笑顔になった。あれが素の宇多方美耶子なのだろうな。
 その時、偶然だろうか、美耶子とおれの目が合った。不思議そうに少し首をかしげる。そうだろう。濡れ場の撮影は部外者立ち入り禁止だ。スタッフも気心の知れた者に限られる。桃山園組は特にそうだと聞く。おれを現場に入れてくれたADは忙しく立ち働いているようで、あいにく近くにはいない。
 美耶子は興味深そうにおれを眺めて、マネージャーとおぼしき男性――かなり若い男だ――に何かささやいた。なんだろう。怒ってはいないようだが。
 もちろん、通行人Aであるおれのような下っ端役者と主演女優の宇多方美耶子に面識や接点があるわけもない。
 美耶子はそれ以上おれには注意を向けず、マネージャー風の男と手をつないでスタジオを出て行った。その後ろ姿だけだと、引率の先生に手を引かれている小学生にしか見えなかった。
 と、肩を叩かれた。
 振り返ると知り合いのADだった。
「どうだった、いっちゃん」
「ああ、どうも……すごい迫力だったな。リハであれかよ」
 正直な感想だった。これまで、このADとは酒の席などで子役の演技論を戦わせたことがあって、その際に『いや、宇多方美耶子は別格だから、すごいから』とこのADは主張していたのだ。それに対しておれはといえば、子役なんて、とせせら笑っていたのだが――
「だろ? いっちゃんならわかってくれると思った。いやー、人によってはさ、子供にAVまがいのことをさせてるだけだろって批判するだけだからな。そのくせ、子役の演技にチンポをギンギンにさせてるんだ。教育関係者とか評論家とかな」
 まあ、AVとやってることが変わらないという意見にはうなずかざるを得ないが、だが、セックスだって重要な芸術のテーマであって、それを扱った小説や映画、演劇には数え切れないほど名作がある。少なくとも、おれは濡れ場を低いものとは見ない。自分も役者として、そういった仕事があれば必死にやってきた。もっとも、子供相手というのは、どうしても親目線になってしまい難しいのだが。
「でも、なんでおれを現場に入れてくれたんだ? 子供相手の濡れ場はできないってことは言ってあるだろ?」
 ADは肩をすくめた。
「さあ? おれだってわからんさ。お姫さまの指名だったからな」
「お姫さま? 指名? いったいなんのことだ?」
 言いつつ、おれは、さっき美耶子と目が合ったことを思いだした。いやいやいや。美耶子が何らかの理由でおれのことを知っていて、現場を見学するように仕向けた――なんてことがあるわけがない。
「なあ、それって――」
「あ、わりい。この後本番の撮影でな。いそがしーんよ。いっちゃん、今日は時間あるだろ? よかったら、本番まで見ていってよ。終わったらメシいこうぜ、おごるから」
 軽いノリでいなされた。正直、食事の誘いは魅力的だ。「通行人A」のギャラなんてお子供の小遣いレベルだ。食うや食わずの生活をしている身としてはタダ飯ほどありがたいものはない。
 まあ、美耶子の演技にはかなり感銘を受けたし、あの男優にしても、間の悪さはあったとしても、少女の肉体への執着といったものはよく出ていた、と思う。脚本レベルでベストかと言われると首をかしげるところはあるが――ヒロインが処女を捧げる相手として単なるロリコン援交おやじでは格が足りなくはないだろうか――と思わなくもない。まあ、だが、それも含めて作品だからな。
 本番の撮影のためにてきぱきとセットが整えられていく。ベッドのシーツは取り替えられ、小道具が設置される。おそらくは美耶子が脱ぎ散らかした、という設定なのだろう、子供ものの服や靴下が配置される。適当にまくのではなく、もちろん、美耶子の行動に照らし合わせて不自然ではないように置かれていくのだ。
 そして、時間が訪れた。
「美耶子さん入りまーす!」
 再び登場だ。シャワーを浴び、おそらくは膣内も洗浄して、全身さっぱりとしたにちがいない。
 今度は本番設定のため、バスローブではなく下着姿だ。子供っぽさを強調するためか、キャラクター入りのショーツにおへそが見える長さのタンクトップ。小学四年生、十歳の少女であることがそれだけで伝わってきて、このシチュエーションが――ラブホテルの一室であることが――ひどく淫靡に感じらっれる。
 また目が合った。美耶子は今度ははっきりと微笑んで――ネコのような素の笑顔ではなく、女優としての抑制のきいた笑顔で――小さく手を振ってくれた。「あ、さっきの人だ、やっほー」みたいな感じか。
 もちろんおれは手を振り返すことなく、ほほえみもせず、部外者ですがスミマセン、の意志をこめて目礼した。美耶子は特に気にしたふうもなく、メイク係に髪や化粧の状態を確認してもらっていた。
 しかし、そこで問題が発生した。
「なんですって!? もうできないぃ?」
 桃山園の声。スタジオ全体に響くような怒声だ。
「いや……できます……できますけど……たぶんもう精液出ないです……」
 消え入りそうな声で答えたのはさっきの男優だ。シャワーを浴びてバスローブ姿だが、リハ前とは打って変わってしょぼしょぼになっている。
 スタジオの隅で、男優を取り囲むように、桃山園、知り合いのAD、そして美耶子のマネージャー風の男が、強めの声で言い合いをしているようだ。
 こういった雰囲気には慣れっこなのか、他のスタッフの動きは変わらない。粛々と撮影準備を続けている。美耶子も椅子に腰かけて、メイクの女性に髪をくしけずってもらっている。平気なものだ。
「あんたねえ、若いんだから、出ないってこたないでしょ?」
 桃山園が男優を責め立てる。
「さっき、ものすごい量でちゃって、キンタマ軽くなった感じして――美耶子ちゃん相手だったら絶対立ちますけど、精液は――」
 男優の声はいかにも自信なさそうだ。
「AD! あんた出演者の射精管理くらいできないの? オナ禁させてたんでしょ」
 桃山園の怒声は今度はADに降りかかった。
「いや、マジで、そう言いましたよ――言ったよね、ねえ」
 しどろもどろなADの声。
「すみません……美耶子ちゃんとの撮影かと思ったら、もうガマンできなくて、昨夜――でも、ほんとなら大丈夫なんです、美耶子ちゃんネタに一日五回くらいオナニーしてもドバドバ出るんで」
 男優の声はさらにしどろもどろだ。
「だったら、やりなさいよ! 第一話の大事なシーンなのよ! 処女喪失なのよ? ちゃんと特効で赤いのが中出し精液に混ざるようにしてるのよ? それがうっすいうっすい水みたいな精液で映えると思ってんの?」
 桃山園の怒りはとどまるところを知らない。
「あーっもういいわ! 代役! 代役! 大学生! あんたやんなさいよ!」
 桃山園に指名されたのは、マネージャー風の男だった。学生だったのか、まだ。
 大学生の声は聞こえなかったが、どうやら、今日は別のスタンドの仕事が入ってて、駄目なようだ。契約社会だからな。スタンドの仕事が入っていたら、勝手な射精はできない。精液の量や質も演出プランのうちだ。いま桃山園がキレているのもそれが理由だ。
「あー、じゃっ、AD! あんたは? あんたも美耶子とは何回もヤッてるでしょ?」
 へえ、そうなのか……意外だな。あのADは美耶子を役者として崇拝している感じだったが――むしろ、濡れ場で絡んだ経験があったからこそあそこまで心服しているのかもしれない。
「いやぁ、こんなことになるとは思わなかったんで……昨日ギャルナンパしてホテルに行っちゃってまして……」
「あんたアホ!? 現場に雑菌持ち込む気!? マジ殺すわよ!」
 桃山園の怒りがヒートアップする。ボカボカ音がするのは持っていたメガホンでADの頭をどついているからだ。
 そういえば聞いたことがある。子役と絡む演技をする役者は厳重な性病チェックや健康診断を義務づけられると。プライベートな性行為にもさまざまな制約が課せられるという話もある。
 子供とセックスすることを仕事にしている連中のほうが、下半身の衛生度や倫理度が高いというのは皮肉なものだ。おれのように女房に逃げられ、女を買うカネもないような底辺の人間より、上等かもしれない――
「もうしかたない! あたしがヤルわ!」
 結論が出たようだ。桃山園総監督自ら出馬か。なにしろ業界で「最もたくさん少女とセックスした男」と呼ばれる男だ。ギネスブックに載るかもしれないという話さえある。
「ももちー、それムリだと思うよー」
 ひまなのかスマホをいじりながら美耶子が声をあげた。
「今日、台本あわせ一緒にしたときに美耶子とシタでしょー。三発目のときはもう、水多めのカルピスみたいだったじゃん」
「そ、そうだったわーっ! 脚本チェックしてたらムラムラして、つい……」
 鈍い音がした、どうやらマネージャー風の大学生とやらが桃山園をグーで殴ったらしい。
 協定違反だとか、撮影をともなわない行為は違法だとか、おれだって我慢してるのに、とかいろいろ聞こえてきたような気がする。
「……と、ともかく、たっぷり出せて、今回の役に見合う男優を手配しなきゃ。今日このシーンを撮らないと放映に間に合わなくなっちゃう!」
「い、今からですか!? さすがにそれは――」
 ADが困り果てた声を出し、それからこっちを見た。たしかにグギギギと首が回ってこっちを見た。
「――なんとかなりそうです!」


「だから、それはできないと言ったろ」
 おれは、手を合わせてくるADから目を背けた。
「そこをなんとか! いっちゃん! いっちゃんさま! なんでも言うこときくから!」
 ADも必死になるのはわかる。役者の管理はADの仕事でもある。テンパリやすい役者の性格を見抜けず、リハーサルでの本番行為を見過ごしたのも彼のミスだ。
 それでも、やはりできないものはできない。宇多方美耶子はおれの娘よりひとつ上だが、たぶん学年は同じだ。娘の同級生と濡れ場を演じることはできない。
「もう帰るよ。誘ってくれたのに、悪いな」
 このADとのつきあいもこれで終わるかもしれない。通行人Aレベルとはいえ、仕事を回してくれる大切な友人だったが。おれの役者人生もいよいよ終わりかもしれない。
 おれはセットに背を向けて、歩きかけた。
 その行く手に、小さな人影がいた。
 腕組みをして、難しい顔をしている――女優――宇多方美耶子だ。
 まるで通せんぼしているようじゃないか。
「おじさま――永瀬のおじさま、お逃げになりますの?」
 挑戦的な物言いだ。
「逃げる? おれが――?」
 反射的にムッとした感情が、つい漏れてしまう。
「そうですわ。おじさまは役者でしょ? オファーがあったら、その役をモノするのが役者ではなくて?」
 ツンとして、それでいて艶やかに、美耶子はおれに言葉を投げつけてきた。
 これはどんなキャラだ? 女王さまキャラ? これも演技なのだろうが――
「悪いが、おれにはロリコンの役なんてできないな。おれにはあんたくらいの娘がいてね――あんたと濡れ場なんてムリだ」
「えっ!? 本当にお父さんですの?」
 美耶子は目を丸くして(ほんとうに驚いているかどうかわかったものじゃないが)おれの顔を見直した。しげしげと、舐めまわすように――
 それから、ふふ、と微笑む。おいおい、ほんとうにお姫さまっぽい、偉そうな笑い方だぞ。これが演技ならたいしたものだ。
「ももちー! ちょっと良いかしら!?」
 少し離れた場所にいる桃山園に美耶子はお姫様モードで声をかける。
「はっ、はいぃ? な、なんでございましょうか、美耶子さま?」
 このモードには桃山園も不慣れなのか、素っ頓狂な声をあげる。ついでに敬語にもなっている。
「台本の読み合わせをしたとき、おじさんのキャラクター、ふたつ案があったでしょう?」
 美耶子はおれから視線を外さず、挑みかかるように言葉を続ける。
「A案がリハでやったやつ――ロリコンおじさんのパターン。正直イマイチだと思ってた……」
 だが、少女大好き男優を起用するなら正解だ。リハで失敗したものの、あの美耶子の肉体への執着は凄味さえあった。
「B案は――美耶子と同い年の女の子がいて――その子と離ればなれになっちゃったお父さん――だったわね?」
 な、んだと?
 おれの視覚がクラっとした。
「そうよぉ、もともとそっちの案で行くつもりでキャスティングしてたけど、間に合わなかったから、第一話の援交おじさんは一話っきりの役にしたのよね。B案だったら、主要キャラでお話にからむから、レギュラーにしてたと思うけど」
 脳天気な桃山園の声。
「B案の援交おじさんはね、離婚しちゃって、可愛がってた娘さんに会えなくなって、やけになったのもあって、美耶子の誘いにのっちゃうんだけど、葛藤があるのよねー、父として、男として。それをぶっちぎって美耶子を抱いて、そこからのめりこんでいくの。難しい役どころよねー。いないわ、正直、そんなのができる役者」
 だから、精液タンクって評判のあんたを起用してやったのにキイイイイイ、とかいう甲高い声と、ぐええええという首を絞められていそうな声が聞こえてきたが、正直そのあたりはもうどうでもよくなっていた。
 どういうことなのだ、これは?
「この役はどう? 演じてみませんか? 永瀬のおじさま?」
 美耶子がおれを見据える。挑んできている――煽ってきている――誘ってきている――子供のくせに。
 おれのポケットで携帯が震える。
「LINEじゃありませんこと?」
 美耶子が言う。電話なら出るつもりはなかったが、LINEだと? 仕事関係は電話かメールにしている。LINEなんてものはおれには似合わない。そう思っていたが、ただ一人だけ、IDを交換した相手がいる。
「香利奈!?」
 離れて暮らす娘――連絡さえできない娘――LINEだけは、「ママにはないしょ」として知らせてくれた――
 スマホを取り出し、画面を確認すると、送信者は――
『美耶子だよー。小学四年生、十歳、処女です(はあと) 優しいパパみたいなおじさま、どうか美耶子と遊んでね(はあと×3)』
 スマホの画面をつきつけるようにして、宇多方美耶子が笑っている。
 おれは、このドラマの脚本に――美耶子が改変したバージョンの脚本に――どうやら巻き込まれてしまったようだ。
 これが、トップ子役、宇多方美耶子か。
 作品の危機を救うために、現場の空気を支配し、さらには脚本のレベルを上げながら、嵌まらない最後のピース(役者)を口説き落とす。
 控えめに言ってバケモンだ。それがたった十歳というんだから、なおさらだ。
 役者魂を揺さぶられずにはいられない。やってやろうじゃないか。
「脚本をくれ。B案ってのを――」
 おれは答えていた。
「あっ、永瀬のおじさま、やってくれる? やたー! 」
 美耶子が表情を崩し、バンザイする。
「うれしー! これで撮影できるー!」
 さっきまでのお姫さまキャラはどこ行った? まったく油断ならないガキだ。
 くるんと回って、美耶子はうやうやしくお辞儀をする。お姫さまキャラが一瞬にして舞い戻る。
「おじさま、それでは素敵な撮影を――演じあいをいたしましょう――まあ、するのはエッチなんですけどね、あはっ」

つづく


うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと!(2) 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事

    3

 リハが再開される。
 やることは大まかには決まっていて、台詞もそこにはさまるようになっているが、実際の行為の流れは役者に任されているらしい。これは、リハと本番で違うことをやってしまいかねないが――それだけ役者に任されているというのはやりがいがあるな……
 男優は嬉しそうに美耶子の唇を奪い、舌をからめた。初めてディープキスを体験した時の困惑と忍耐を美耶子は表情と吐息で表現する。ロマンチックな前振りもなく、いきなり臭い唾液を流し込まれて――それでも性の奔流に揺らいで、わずかに陶酔しているという微妙な表情だ。思ったより細かい演技もできるらしい。意外だな。子役というからてっきり大げさな「泣き」の演技くらいしかできないかと思っていた。偏見かな。
 男優のほうは、その美耶子の演技を受けて返すという余裕はなく、ひたすらに性行為にのめりこんでいるようだった。
 美耶子の股を広げさせ、性器をいじくる。指を差し入れ、抜き差しする。おいおい、処女設定、忘れてないか?
「い、いたっ……!」
 美耶子が身をよじる。美耶子は忘れていなかったようだが――
「濡れる……濡れてきた……美耶子ちゃんのおまんこ、ヌルヌルしてきたよ」
 男優は指についたぬめりを美耶子に見せつける。
「やぁ……おじさん、はずかしいよぉ……」
 手で顔を覆う美耶子。
「あはは、美耶子ちゃんのおまんこ汁、おいしいなぁ」
 男優はぬめりのついた指を舐めると、今度は美耶子の股に顔を埋めた。
 しゃぶりつくようにして、美耶子の性器を吸いあげる。
「あぅっ!」
 腰をはねあげる美耶子。いやいやするように腰をゆする。
 かまわず、性器を舐め、吸う男優。
「ああああっ! だめぇ! おじさぁん!」
 脚本の流れ的には、ここで美耶子がクンニでイカされるのはそれで正しいのだが、どうにも男優の責めが一方的で、美耶子の初々しい反応や戸惑いを拾えていない気がする。そのため、いきなり美耶子がイッてしっまたような不自然さが残る。実際、美耶子のアクメは演技だろう。非常に巧みではあるが、本物の切迫感はなかった。
「イッちゃったねえ……美耶子ちゃん、おじさんのテクニックすごいだろぉ? じゃあ、オチンチンでオトナの女にしてあげるからねぇ……」
 男優は屹立したペニスをしごきながら、セリフを読み上げる。これも脚本通りなのだ。
 これが地上波のドラマだというのだから、隔世の感があるな……まあ、今は人気番組の大半がこんな感じなのだが。
「総監督、リハですけど、いいっすか? この役者、入れちゃいそうですけど」
 ADが桃山園に確認する。おれを現場に入れてくれた知り合いのADだ。桃山園組でけっこうういい位置にいるっていう話は本当だったんだな。
 桃山園はサングラスに手をやり、一瞬考え込んだようだが、
「まあ、いいんじゃない? 美耶子のおまんこの感触にちょっとは慣れてもらわないと――このままじゃ本番が悲惨なことになりそうだし」
 おいおい、リハーサルから挿入解禁か……しかもノースキンで。桃山園ドラマはガチ、というのは本当なんだな。ふつうは、役者の体力などを考えて、挿入はできるだけ本番まで温存するもんだがな――スキンなしというのも驚きだ――よく美耶子サイドが承知したな――まあ、子役業界にそんなに詳しいわけじゃないが。
「み、美耶子ちゃん、入れるよ、入れちゃうよ……!」
 男優はすっかり理性を失っているようで、生ペニスを美耶子の性器に押しつけて、入口を探っている。
 美耶子は一瞬素に戻って、桃山園の方に視線を飛ばした。桃山園は黙って拳を突き出した。親指が人差し指と中指の間から覗いている。美耶子はヤレヤレというように目を閉じると、すぐに演技に戻った。
「お、おじさん……い、入れちゃうの……? せ、セックス、しちゃうの……?」
「するよ! オチンチンを今ぶちこんであげるから……! おっ。おやっ!?」
 美耶子の膣口を探して男優が亀頭を押しつけるが、中に入れないようだ。女優とはいえ、美耶子はまだ小学生四年生――そこは年相応のサイズなのだろう。
 と――美耶子が少し腰を動かす。
「おっ! あああっ! は、入ったぁ!」
 ぬるん、と、男優のペニスが美耶子の膣内に侵入する――というか、美耶子が導いていたな、明らかに――
 子役にベテランという言葉は似つかわしくないが、明らかに場数を踏んでいないとできない腰使いだった。
 おそるべし、宇多方美耶子。あれでおれの娘とほとんど歳が変わらないんだからな……

    4

 リハーサルだが、本番になった。ややこしいな。リハーサルだが、実際にセックスを始めた、と言った方が正確だが、いずれにせよ破天荒だ。スタッフも役者もどうかしてる。
 だが、これがこの現場――桃山組でのルールなのだろう。
「うっ! くぅうう……っ!」
 男優にがっつり挿入された美耶子は、眉根を寄せて、顔を紅潮させる。小鼻が開くとともに、小さく口をあける。犬歯が覗いたかと思うと、きゅっと唇を噛む。涙がつぅっっと頬を流れる。破瓜の痛みに耐えている演技だ――ほんとうに、純潔を失ったかのような、痛みと絶望――そして快楽へのおびえが見て取れる。
 これまで、宇多方美耶子の演技をおれは全然評価していなかった。しょせんはついこの間までド素人だった駆け出しの子役で、セリフまわしも棒読み、身体の動きも稚拙。リアルな小学生らしいといえばその通りだが、それ以上でも以下でもない――そんなふうに思っていた。だが、違った。美耶子は援交での初体験という異常なシチュエーションを自然に演じきっている。
 一方の男優は、夢中で腰を動かしていた。
「すっげ、美耶子ちゃんのおまんこ、狭くてキツキツ! さすがは十歳……小四……おおっ! 奥にすぐ当たる! まじちっちぇえのに、気持ちいいいいっ!」
 もはやセりフは吹っ飛んで、単なる感想だな。しかし、よく聞く話だが、ほんとなのだろうか?
 宇多方美耶子とヤると、もうほかの女ではイケなくなるーー
 事実なら恐ろしい話だ。
「うっ! はぅ! うくっ!」
 美耶子の方は初めての性交で乱暴に挿入、ピストンされている十歳の少女としてはリアルな苦鳴だが、その声に少しずつ艶が乗りはじめる。
「うぅ……いやぁ……やぁっ あっ、あっ、あっ……」
 息が荒くなり、時折、とろんとした表情が混ざる。
 美耶子の役どころでは、初体験の前に義父とセックス直前までいっており、その後オナニーにハマっている。性的にはかなり開発されており、初体験でも感じる素養はあるのだ。
「みゃ、美耶子ちゃん! 気持ちいい? おじさんのチンポ、気持ちいい?」
 美耶子に覆い被さり、腰を打ちつけながら男優が声をうわずらせる。
 カメラマンが男優の後ろに回り込み、男優の尻ごしに、ペニスが出入りするところをアップでとらえる。
 ぶっとい大人ペニスが、小さな子供ヴァギナを張り裂けんばかりに拡張しながら、鉄杭さながらに打ち込まれていく。
 奥に押し込まれるごとに少女の秘肉もめりこみ、抜かれるさいにはピンクの粘膜が引きずり出される。
 圧倒的な迫力だ。
 美耶子のアナルも、膣内の異物の動きにともない、すぼんだり開いたりを繰り返す。
 こんなシーンをお茶の間で流したら、さすがに気まずいどころじゃすまなさそうだ。おそらくは、ビデオソフトの特典映像などに使われるのだろうが――
「あっあっあっ……! おくっ! おくにあたって……あっあっ……! なにこれ……ぇ?_」
 涙とよだれで顔をトロトロにして、美耶子が初めての中イキに達しそうだ。
 ほんとうにセックスしながらだから、演技なのかマジイキなおかわかりづらい。だが、よくよく見れば、ギリギリで性感をコントロールして、演技しているのがわかる。想像だが、美耶子が本当にイクときはこんな感じじゃないのだろう、という気がする。この子は女優だ。女優は容易に本当の顔はさらさないものだ。
 いっぽう、男優の方は演技もへったくれもなく、ただただ快楽に溺れている。
「美耶子ちゃんのおまんこっ! 具合が変わって……! きゅんきゅん締めつけながら、チンポをしゃぶってくるぅっ! すごいっ! 最高の子供まんこだぁ!」
 食レポならぬ膣レポだな。これはこれで需要ありそうだが――
 美耶子の腰をかかえて、男優がピストンを早める。結合部から白濁した本気汁がほとばしり、美耶子の薄い胸がヤバイくらいに上下する。贅肉のほとんどない少女の肋骨の影が浮かび上がる。
「ひぃっ! ひっ! あ、ああああああっ! おじさんっ! おじ……っ! いくっ! 美耶子、いくっ!」
「おじさんもいくっ あーいくっ! だだだ、出すからね! 中でいっぱい精液、出してあげるからね!」
 男優は射精に至る細かく速いピストンに移行する。
「――まだこの後、本番の撮影あるんだけど、あの男優大丈夫なの?」
 桃山園がモニターをチェックしながらADに訊く。そのADは首をかしげる。
「んー、大丈夫だと思いますけど。半月オナ禁させてますし」
「でも、さっき、シャワーでのフェラシーンでもリハと本番でそれぞれ出してませんでした? あの男優さん」
 メイク係らしい女性が口をはさむ。
 このシーンの撮影に入る前、前哨戦があったみたいだな。シャワールームでフェラ、その後ベッドで本番、というのは確かにありがちな流れではある。
「あ、でも、あいつ、精液タンクってあだ名があるくらいですから、大丈夫っすよ、たぶん」
 ADがかばうような発言をするが断言まではできないらしい。
「うーん、大丈夫じゃなきゃ困るけど、念のため、ね」
 桃山園は首をめぐらせる、大きな声をあげた。
「はーい、ストップ! ストップよ! 出しちゃ駄目! 本番にとっといてね!」
 だが、遅すぎた。男優はもう指示が聞こえないくらいに高まっていた。それに、声が届いたとして、もう止まれるものではない。
「出すっ! 美耶子ちゃんのまんこの中にっ! しょ、小学生にナマで中出しっ! 精液、ぶちまけるっ! おおおっ!」
「あっ、ちょっ、おじさん――リハで出しちゃだめって、ももちーが……」
 演技から抜けた美耶子は男優をとどめようとしたが、腰をかかえられて半分以上持ち上げられている。ジタバタもできないし、もうできることはひとつしかない。
「しょーがないなー、えい!」
 きゅっと膣を締めたようだ。男優のペニスの動きが止まる。なんという膣圧だろう。
 ギチギチとペニスを締め上げて射精を止めようとしたようだったが――だが、それがむしろ最後のトドメになったようだ。
「お……絞ら……れ……る……おっおおおおおっおっ! おおおおおおおおおっ!」
 腰をカクカクさせる。美耶子の膣内で、せばまった尿道から精液が勢いよく出ているのが見えるようだ。
 射精時の快感の大きさは、精液が尿道を駆けのぼる速度とその持続時間で決まる。
 最後、締め上げられたために、男優は凄絶なほどの快感にさらされたのだろう。
「あー、もう、すっごくいっぱい出てるよお、おじさん……おーい、おじさーん?」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
 目を白くむいて、ただ、腰の痙攣的な動きは止まらない。出し続けているらしい。
 十数秒間、男優は射精を続け、力尽きた。
「あああああ……もう、死んでもいい……」
 天国にのぼった聖人のような安らかな表情で、男優は呟いた。
「まあ、出しちゃったもんは仕方ないわ。はーい、ちゃんと中出し精液おさえといてよ。NG集とかには使えるでしょ」
 桃山園は肩をすくめると、カメラマンと美耶子に指示を出した。
 美耶子は指示どおりに肢を広げ、膣から零れおちる精液がよく見えるようにポーズをとる。
 指で入口を広げると、本当に大量に射精されたらしく、濃ゆい白濁液――というより半固形のゼリーのような子種が後から後からこぼれだしてきた。
「うわーすごーい! 美耶子に生理きてたら絶対ニンシンしてると思う……すっごく気持ちよかったし。本番の撮影、楽しみだよぅ! がんばるからね!」
 メイキング映像用だろう、リハの感想をコメントをして、ダブルピースサインでにっこり。

つづく



うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと! 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事


     0.プロローグ

 子役ブームが席巻する芸能界。
 子役による濡れ場の演技が、今や映画・ドラマの華となった。
 かつてのキスシーンのような位置づけで、初潮前の少女の性器挿入シーンが使われている。
 初潮前の少女への膣内射精は「生殖行為ではない」。したがって、「猥褻ではない」。という論理が成立している。嘘のようだがそれが事実だ。
 こういった「理屈」はこの国ではよく編み出される。
 この国の法律では賭博を禁じている。だが、パチンコという「遊戯」で勝つと特殊な景品と交換できる。その特殊な景品は日常生活では何の役にもたたない。価値もない。だが、その景品を欲している店が「偶然」パチンコ店のすぐ近くにあって、買い取ってくれるのだ。全国にあるすべてのパチンコ店で、この「偶然」が起こっている。賭博を禁止する法律があるなかで、警察はこれを「合法」としている。それによってパチンコという巨大産業は回り続けている。
 ソープランドもだ。この国ではやはり売春を禁止する法律があり、風俗営業店でも本番行為は禁止されている。でも、客と嬢が個室で「恋に落ちたら」セックスしてもいいじゃん。その恋が九〇分とか一二〇分で終わったんならしょうがないじゃん。
 そういう理屈がいくらでも成立する国なのだ。もちろん、警察は時々、ソープランドなど風俗店にガサ入れをすることがあるが、それはちょっとしたガス抜き、「野放しにしてはいませんよ」というアピールのためだ。地下カジノの取り締まりにいたっては「商売敵」を潰すための行動にしか見えない。
 芸能界にいたっていえば、こういった建前のオンパレードだ。
 数十年前にも少女ヌードのブームはあった。アンダーヘアがご禁制だった時代だ。陰毛のない子供の性器は、いやらしくない、という理由で、おおっぴらに写真集が発売され、テレビにも子役の少女のワレメがごく普通に映っていた。
 そこから少し時間がたつと、逆に無毛のワレメのほうがいやらしい、ということになった。すると、今度はヘアヌードが大ブームとなった。
 禁止の基準が「猥褻」という、曖昧な、絶対的な基準がないものだけに、時代の状況によってまるで変わってしまうのだ。
 ポルノ映画にせよ、ある時期までは「前貼り」をして性器を隠した上で、絡む「ふり」をしていたのが、アダルトビデオ全盛になるとホンバンが当たり前になった。「モザイクで隠していれば本当にセックスしているかどうかわからないので問題ない」という理屈だ。
 法律も、猥褻の解釈も、「どうにでも変えられる」ものになってしまったのだ。
 要は時代が何を求めているか、なのだ。
 現代のトレンドは「少女の性」だ。
 むろん、少女との性行為は違法だ。合意があっても、十二歳以下の少女との性交は強姦として裁かれるのは言うまでもない。
 少女との性交が許されるのは、あくまで「虚構」の世界でのことだ。
「殺人」はもちろん犯罪だが、映画やドラマで描かれる「殺人」は犯罪ではない。それと同じように、「フィクション」をまとえば、少女とのセックスシーンだって表現可能なのだ。
 そして、それが虚構として描かれる限り、撮影現場で何が起こっているかは問題ではない。
 この少女の性描写が爆発的にウケた。もう誰も想像できないレベルでそれは浸透した。
 この時代、十二歳以下の子役の少女たちが、それまでの人気女優たちを駆逐する勢いで露出を加速させている。
 テレビをつければ、あたりまえのように少女の裸が映る。恋愛系のドラマでは、子役のカラミが一度もない方がまれだ。
 プリキュアに憧れていた幼女たちは、今やテレビでセックスしてみせる人気子役たちを崇めている。
「美耶子ちゃんや愛菜ちゃんみたいになりたい」というのが今時の幼女たちの夢なのだ。
 子役のオーディションにはどんな端役でも応募が殺到するという。
 むしろ親のほうが必死らしいとも聞く。
 だが、ここに皮肉な現実がある。
 子役ブームを支えているのは、実のところ、子役としっかり絡むことができる男優なのだ。
 子役との絡みは決して簡単な仕事ではない。
 未成熟な肉体を傷つけないように扱わなければいけないし、大半の子役は知識もテクニックも乏しい。つまり、ヤッてさほど気持ちの良い相手ではない。
 トップクラスの子役たちは大人の女性をはるかに上回るテクニックを持っているとされるが、誰もが「宇多方美耶子」や「芦多愛菜」や「奔田望結」になれるわけではない。
 文字通り、経験の乏しい、小便臭い小娘とカメラの前で絡まなければいけないのだ。
 正直、こうした仕事を完璧にこなせる男優は多くはない。
 そのため、一部の役者に仕事が集中する。
 たとえばおれのような――

     第一話 子役の頂点
    
     1

 永瀬一朗、それがおれの芸名だ。本名も同じだけれどもな。
 だが、この名前を映画やドラマのスタッフロールで見かけることはほとんどないはずだ。せいぜい、セリフがひとつかふたつかしかない役くらいしかあてがわれることがない、典型的な「売れない役者」だからだ。
 役者では食えず、アルバイトを掛け持ちしながら、なんとか続けてきた。
 芝居が好きだった。演じることに取り憑かれていたといっていい。
 そのためには家庭さえ顧みなかった。その結果、女房にも逃げられた。おれの先輩の売れっ子役者とデキて、出て行ってしまったのだ。
 定職にも就かず、劇団から劇団を渡り歩きながら、いっこうに芽が出なかったのだから、見限られてもしかたないだろう。
 女房は同時におれの宝物を奪っていった。
 娘だ。
 名前は香利奈。今年9歳になる。
 おかっぱ頭で、派手なところはないが、女房の目鼻立ちを受け継いで、少したれ目がちだが、くりっとした眼をして、たいへん可愛い。このへんは親の欲目もあるだろうが――おれに見た目が似なかったのは幸いだった。(おれは演技派の役者だからな……見た目はたいしたことない)
 不倫をしたのは女房の方だったのに、娘の親権はおれには残らなかった。おれの収入が不安定だったせいだ。
 面会権を確保するのがやっとだった。そのかわり慰謝料も何もかも諦めた。表面上はおれがDV亭主で家にカネを入れないために女房が娘を連れて逃げ出し、かねてから相談に乗ってもらっていたおれの先輩役者に保護を求めた――そんなふうになった。
 先輩の役者はそれなりの人気者で、カネも持っていたから、優秀な弁護士を使ってきたのだ。
 逢えるのはひと月に一度。女房側の弁護士立ち会いの元でだ。制限が厳しく、自由に遊びに行くこともできない。
 寂しい思いをさせているが、それでも香利奈に逢える日はおれにとって最高の幸せだ。香利奈もおれと逢う日を心待ちにしているらしく、面会時にはおれから離れない。
 気の利いたお土産ひとつ買ってやることさえできない情けない父親のおれの話に、眼をキラキラさせながら聞き入っている。
 役者の現場のこと、有名な芸能人と競演した――というか本当は現場で目撃しただけだが――時のこと。アイドルや人気子役の話などにはことに興味があるようで、食いつき気味に質問してくる。
 おれはそれに適当に(盛って)答えてやるのだが、そうすると、香利奈は熱っぽくおれを見つめて言うのだ。
「すごいね! おとうさんはすごいんだね! そんな有名な人たちといっしょにお芝居して――出番は少なくても、ずっとおとうさんのほうがお芝居うまいもんね!」
 香利奈はおれがたまに出たテレビや映画は欠かさずに見ているそうだ。元女房は「そんな三文役者の芝居など見るな」と言ってくるのだそうだが――
「ぷろでゅーさー?って、偉いひとたち、見る目ないよね。あの人より、おとうさんのほうがお芝居うまいのに――見る目ないね」
 あの人、というのは元女房の現在の夫――売れっ子役者んもおれの先輩のことだ。いちおう、家では「パパ」と呼ばされているようだ。
「でも大丈夫、『パパ』ともうまくやってるよ。ちゃんと、それっぽく振る舞うし――うん、お芝居だけど。だって、おとうさんの娘だもん」
 そして、香利奈は唇を尖らせて言うのだ。
「香利奈が大きくなったら、女優さんになって、おとうさんと競演してあげる。そうしたら、みんなおとうさんのお芝居にびっくりするよ、ぜったい!」

 そんなふうに会話をしたのは香利奈が7歳の頃くらいだろうか――そして、おれは香利奈との面会権も失った。香利奈が正式に先輩と養子縁組して――香利奈自身がおれとの面会を拒むようになったからだ。おれの口座には手切れ金として500万円が振り込まれ――情けないことにそれを切り崩しながら暮らす生活が続いていた。

 その間に芸能界はすっかり様変わりした。
 空前の子役ブームの到来だ。
 そのあおりで大人の役者の役割も変わってしまった。いかにメインの子役を輝かせられるかが求められている。なにしろ、視聴率を持っているのは彼ら子役だし、劇場映画の客入りやその後の映像ソフト、グッズの売れ行きも、子役人気に頼っているのが現状だ。
 今や、どの作品でも、女児との絡みはあたりまえだ。
 絡みというのは、そのままの意味だ。
 ベッドシーン、もっとはっきり言えば、セックスシーンだ。
 子役と性交することを、今の役者は求められているのだ。
 それまで家庭的な雰囲気で人気だった男優が、カメラの前で少女をレイプする役を演じて、さらに売れっ子になった例もある。逆に、ワイルドなイメージで売っていた男優が、子役とのホンバンを拒否して干されたという話もある。
 子役とヤれなければ生きていけない。それが今の芸能界だ。
 おれのような仕事を選べない役者は、それこそ何でもやらなければいけないところだが、子役とのカラミはどうにも無理で、話があっても断ってきた。
 香利奈の存在だ。
 子役には香利奈と同じ年頃の子供も多い。そんあ子供相手とカラミはできない。それが演技だとしてもだ。
「いっちゃんもさあ、スタンドマンだったらいくらでも声かかんだろ? ガタイいいし、いいブツぶらさげてんじゃーん」
 親しくさせてもらっているAD(アシスタントディレクター)からはそんな風にも言われた。「いいブツ」って言われてもな。まあ、これまで裸になる仕事はいくつもあったから――カラミじゃなくて銭湯に入っている客の役とかだが――見られていても不思議はないんだろうが。
 それにしても、今の子役ブームにあって、男優不足というのが不思議だった。そういうことをしたい連中ならいくらでもいるんじゃないか?
「子役とヤリたいだけのバイトならいくらでも集まるけどな、芝居ができるやつなんざほとんどいないよ。しかも、肝心な時になると縮こまっちまうヤツばかりだ。マジ、人手がたりねーよ」
 そう言われれば納得できなくもない。カメラの前で演技するというのは――それができるというのは、やはりひとつの才能だ。ましてや、自分の肉体をあるがままカメラやスタッフの前でさらすっていうのは、理屈じゃなく、役になりきらないとできたもんじゃない。その人物になり、芝居の時間と空間にはまりこんで、その人物が自然に為すであろうことを為す――それが性行為であれば、それを仕遂げる――それができるのは、やはり役者という生き物だけだ。
 それでも、おれには無理だ。おれには香利奈がいるから――その顔が思い出されてしまった時、同年代の少女に対して性的な行為をすることはできないだろう。いくら脚本にそう書かれていたとしても。
 だが、いち役者として、子役の演技力には興味があった。なぜ、ここまで短期間で人々の心を掴んだのか。
「だったら、一度、現場見に来なよ、テレビドラマなんだけどさ。エキストラの仕事もあげるから」
 ADがそう誘ってくれた。
「このドラマの主演女優は見ておいたほうがいいと思うよ。今の子役ブームの震源地にして最先端、宇多方美耶子だからな」


      2

「はい、じゃあ、リハおねがいしまーす」
 撮影現場の空気は、ゆるやかなようで、しかしピンと張りつめている。
 スケジュールや予算に余裕があるプロジェクトなんて本当に希だ。どこでも時間もカネも切迫しているのだ。
「美耶子ちゃん、じゃあ、カメラリハだけど、きつかったら言ってね」
「あ、大丈夫でーす」
 バスローブを羽織った子役がベッドの上に座って元気よく手をあげる。
 宇多方美耶子、かのAD氏が言ったとおり、現在の子役ブームを牽引する、断然トップの子役だ。
 まだ十歳の小学四年生。ちょっと癖のある長い髪をカールさせ、今日はおでこを出している。
 絶世の美少女というほどではないが、クラスでならいちばん可愛い子かな、という絶妙なバランス。そして、よく動く表情に、笑うと覗く八重歯――彼女の出演するドラマを見ると、その役柄にかかわらず、いつのまにかファンになってしまっているといわれる、不思議な魅力の持ち主だ。
 その体当たり演技はいつも世間の話題を集め、子役の表現の限界をつねに押し広げている。言い換えると、いま、日本の芸能界、映画界の表現は、この少女が「どこまでやるか」にかかっているといっていい。
「じゃあ、連続ドラマ『LINEで恋しよ♪』の第一話、ヒロインが行きずりの男相手に処女を捨てるシーンのリハいきまーす」
 子役の濡れ場はドラマの見せ場だから、緊張感がいやます。
 おれは、通行人Aの役で出演(といえるほどではないが)した後、知り合いのADの厚意で見学させてもらっていた。基本、濡れ場は部外者立ち入り禁止だから、これは件のADが、おれをスタンドマンの世界に誘う手だと承知していたが、飛ぶ鳥を落とす勢いの宇多方美耶子の芝居を直に見てみたいという欲求には勝てなかった。
「男優さんもスタンバイオッケイでーす」
 おれと同年代――三十代の役者がバスローブ姿でセットに入ってくる。
 顔は現場で見かけたことはあるが、名前は知らない。おれと同程度の格の大部屋役者だ。おれとの違いは、先方は子役相手の濡れ場がこなせる、ということだろう。
 その一点で、おれは「通行人A」で、向こうは「主演女優の相手役」となる。テロップにも名前が載るだろうし、宇多方美耶子の相手を務めたとなれば、他の子役の相手役にも指名されるだろう。
 子役相手の役者にもやはり「格」というものがあるようで、宇多方美耶子のようなトップ子役とヤッた、というだけでその後のギャラも跳ね上がるらしい。
「じゃあ、リハ始めまーす」
 美耶子と男優がベッドに腰掛ける。
 ここまでの話はこんな感じだ。
 母の再婚で義父ができた小学生の美耶子(役名も美耶子だ)だが、その義父とお風呂に入っているとき、怪しい雰囲気になってしまう。その際はセックスには至らなかったが、それがきっかけで美耶子は性に目覚めてしまう。自慰を繰り返し、学校でもガマンできず、授業中まで下着に指を這わせる始末。そんな美耶子の変化に気づいた同級生あやかは「LINEで相手を見つけたらいいんだよ」と援交をそそのかす。誘いに乗ってしまった美耶子はLINEで処女を散らす相手を募る――という展開だ。
 タイトルが軽い割に内容はシリアスだ――
「――ほんとに小学生なんだね、びっくりしたよ」
 セリフのやりとりが始まる。リハだがカメラも回している。
 ラブホテルの一室を模したセットで、数台のカメラが二人を追う。
 予算がふんだんに使われていることがわかる。セットの作りもしっかりしているし、スタッフの数も多い。高視聴率が約束されている宇多方美耶子主演ドラマならではだ。
 おれの胸の奥がちくりと痛む。二十年近く業界にしがみついているのに、ここではおれはただの通行人Aだ。あんな数のカメラに追われたことなんかない。これだけの数のスタッフに凝視されることも、ましては数百万、いや数千万人もの視聴者に演技を見てもらえることなんか――
「うん、四年生だよ――ちっちゃくてごめんね?」
「へっへっ、おじちゃんにはそっちの方がありがたいよぉ」
 男は変態っぽく笑った。ロリコンおやじという設定だからだろう。だが、軽薄さが鼻をつく。
「おじさん、ちっちゃい子、好きなの?」
「そりゃあ、好きさ。なにせ、美耶子ちゃんみたいに肌がぷにぷにで触り心地いいからねぇ」
 言いながら、男は美耶子のバスローブをはだける。その下は全裸だ。
 ちいさな膨らみがあらわになる。男は美耶子の乳房とはいえないようなささやかな隆起を指でつまみ、揉みしだく。
「んっ……いたっ」
 顔をしかめる美耶子。成長期の乳首は敏感なのだ。
「ああ、ごめん、ごめん――ぺろぺろして直してあげる」
 男は美耶子をベッドに押し倒し、ローブを完全に脱がして、美耶子を生まれたままの姿にすると、真っ平らな胸に舌を這わせはじめる。
 ピンと立った、だが子供サイズの豆粒のような乳首を男が音をたてて吸いあげる。かなりがっついた印象だが、そういう演技プランなのだろう。だが、リハでもここまでするんだな。
 美耶子は困ったようなくすぐったそうな表情だ。
 男はそれに気づかず、美耶子の乳首を口に含み、強く吸い上げる。
「あーっと、キスマークはつけちゃだめよぉ……本番までとっといてよぉ……」
 オカマっぽいおっさんの声が入ってくる。このドラマの総合ディレクターの桃山園氏だ。宇多方美耶子とのコンビでこれまで数え切れないほどのヒット作を生み出している。子役業界では今や押しも押されぬ巨匠だ。
「す、すみません、つい」
 男は唇を離し、おびえたようにわびる。
「いいけど。リハでもちゃんと美耶子を感じさせないとだめよ。そうやって信頼関係を築かないと、本番でもいい絵にはならないわ」
 さすが巨匠。なんだかすごくいいことを言っている感じがする――やらせている内容はアレだが。
「はいっ! 美耶子ちゃん、よ、よろしくね」
「あ、大丈夫でーす。あの、このシーン、美耶子、まだ何も知らない設定なので、じっとしてますけど、とっても気持ちいいので、もっとしてくださいね」
 男優のテンパり具合に比べて、宇多方美耶子の落ち着きようはどうだ。男優に自信をつけさせることも忘れていない。
「マジで!? うれしいなー、この撮影、決まった時から、すごく楽しみにしてたんだ」
 どうやら、男優は普通に美耶子ファンだったようだな。そりゃあ、がっつくだろう。

      美耶子のバレンタイン大作戦             ~2日目~ 

カテゴリ:うたかた 美耶子のお仕事

     4

 男たちの辛抱も限界、美耶子の体力にも限りがあるために、第三ゲームまででポイント計算をおこなうことにした。
 その結果、一位、桑原さん、二位、鬼頭さん、三位、栗栖さんとなった。ほかの男たちも健闘したが、やはり第三ゲームのポイント獲得数が大きくものを言った。尿道孔責めで美耶子から潮吹きをゲットした桑原さんはもちろんのこと、アナル責めを徹底した鬼頭さん、クリ責めのテクニックがすごかった栗栖さんは、回ってくるたびに美耶子の弱点を突いて、的確にアクメを奪っていたのだ。いずれも、美耶子の性感帯の位置や感度をきちんと研究していたからだ。
「美耶子ちゃんの出ている番組や映画は、もうコマ送りしながら繰り返し見てますから!」
「とくに桃山園さんやゆういちさんが美耶子ちゃんとエッチしているシーンが参考になりますね!」
 鬼頭さんも栗須さんもさわやかにコメントするのは何か違うと思うぞ。
 桑原さんはもうプレイへの期待感からか、鈴口に大きな先走りの雫をためている。
「美耶子ちゃんのおしっこ穴かわいすぎです! これまで1万人くらい女の子のおしっこ穴を研究してきましたが、断然ナンバーワンです! 尿道孔クィーンです!」
 もうコメントも要領を得ない。というか、こいつらもはやファンの領域を超えてないか?
 撮影用に借りているラブホの残り時間もあるので、急ぎ出演者にはシャワーを浴びてもらい、その間に敗者たちへのインタビューをおこなった。
 いろいろな美耶子愛があるものだなあと思ったし、ようやくアイドルのファンミーティングのような感じになったのだが、時すでに遅し。
 だが、このインタビューが実は視聴者にとっては共感できるものだったらしく、リアルタイムに書き込まれるコメントにも好意的なものが多かった。忘れてしまいがちだが、これ生放送なんだよな。しかも世界中に。
まったりした時間の後はいよいよご褒美タイムだ。

だが、さすがに一人ずつでは時間がかかりすぎる。そこで、三人のファン代表と美耶子の4Pとなった。
 男達はもう戦友のような感じになっていて、4Pでも抵抗はないようだ。全員、期待の先走り汁でペニスをぬらぬらさせている。
 美耶子もシャワーを浴びて、そのまま全裸で登場。周りを取り囲むファンたちもやんやの喝采だ。
 ベッドを中心に、負けたファンたちが、やはり全裸で取り囲んでいる。思い思いにスマホやカメラで撮影している。桃山園が、全データをいったん預かることを条件に、動画撮影を許可したのだ。なにしろカメラはおれしかいない。ファンたちにも撮影させることで、さまざまなアングルの絵が手に入るものと計算したのだろう。生放送はともかく、のちにビデオソフト化することを考えると、桃山園の考えは実に抜け目ない。
 それに――美耶子は撮られると異様に興奮するからな……

 まずは生フェラから。
 順々にしゃぶってビンビンにさせていく。
 美耶子のやつ、しゃぶりながら割れ目に指を入れてオナってやがる。誰にも指示されていないから、これは美耶子みずから楽しんでいるということだ。
 もうビショビショだな……
 三本のペニスの下拵えをすませると、美耶子はベッドの上で大きく脚を広げて、10歳の無毛の性器を十数個のレンズの前で惜しげもなく晒す。
 小学生のピンクの粘膜が愛液で潤っている。最近のスマホのカメラの性能は言わずもがな。フルハイビジョンは当たり前、下手すれば4Kの超高画質で記録されている。
「美耶子、準備できてるよ? 一番になった、おにいちゃん――桑原のおにいちゃん、来て」
「ああおお、もお、ついに! ついに美耶子ちゃんとおぉ、セックス!」
 桑原さんは奇声をあげつつ、美耶子に覆いかぶさる。
「おにいちゃん、あわてないで……おちんちん、入れるところ、カメラに映るように、して」
 美耶子に諭され、桑原さんは姿勢を整える。
「こ……こうかな?」
 亀頭を美耶子の膣口に当てる。
「あ……吸いつく……すごい」
 美耶子の膣壁は潤っている。演技かどうかはつきあいの長いおれにもわからないが――美耶子は発情しているように見える。
「ちっちゃい穴なのに、ヌルヌルで、ああ、吸い込まれる!」
 桑原さんのペニスが美耶子の膣に沈んでいく。
 ネット生放送だから、修正一切なしだ。
 挿入シーンもそのまま流す。
 いかに子役の性器は地上波でもセーフとはいっても、大人のチンポはそうではない。
 だから、子役と大人のガチセックスシーンはネットならではなのだ。
 特別な映像だ。だから会員制のインターネット放送でしかみることができない。
「すごいっ! マジすげええええっ! 美耶子ちゃんのおまんこ、気持ちよすぎる……っ!」
 何回かピストンしただけで桑原さんは美耶子の膣内で射精する。
 あっけないほどだが、いくら熱烈なファンとはいえ、美耶子の膣は狭小で湿潤で粘膜がぴちっとまとわりついてくる。そして子供の体温の高さ。プロの男優がコンドームをしていても一分もつかどうか。ファーストコンタクトでしかもナマ挿入なら、誰でもたいていそうなる。
「ほんとうに……マジヤベぇ! これがセックス!? すげえ! 尿道口よりすごいかも!?」
 少女の尿道口をこよなく愛する桑原さんはもしかしたら実践では童貞だったのか? もしそうだとしたら、この先たいへんだぞ。どんな女とヤっても物足りなく感じることだろう。成人女性との行為と、美耶子たち子役とのそれは異質な体験だ。それを今後も体験したければ、専門の竿男優になるしかない。さもなければ犯罪者一直線だ。


 続いて鬼頭さん、来栖さんが美耶子にかかっていく。
「み、美耶子ちゃん、ア、アナルいいっすか?」
 アナルマニアの鬼頭さんはやはりそっちかを選ぶらしい。
「もちろん、いいよ?」
 美耶子は今日ももちろん処理済みだ。
 この世で一番美しいと絶賛される、10歳の肛門を広げて見せる。
「きれいにしてあるから、ナマでもだいじょーぶだよ?(はあと)」
 子役ファンが選ぶ、なめまわしたい膣穴ランキング、クリトリスランキング、アナルランキングの三冠を輝いた美耶子である。その穴に実際にぺニスを入れられるとなったら、どんなファンだって狂喜乱舞するだろう。
 美耶子が手ずから鬼頭さんのぺニスにローションをまぶす。
 鬼頭さんの亀頭がテラテラ光る。爆発寸前にそりかえっている。
「美耶子のおしりの穴、楽しんでね」
 バックスタイルでおしりを突き上げ、肛門を左右に広げる。アナルくぱぁで鬼頭さんを誘う。
「あああ…… 美耶子ちゃんのアナルまんこに……おれのチンポが……おおおっ!」
 大きく笠が開いた松茸のようなぺニスを美耶子のおしりの穴に沈めていく。
「は……入ってくるよぉ……鬼頭のおにいちゃんのおっきなおチンポがぁ……美耶子のおしりの穴にぃ……っ! ふっあっ! あんあんあんっ!」
 亀頭が完全に埋まり、さらに侵入していく。いや、美耶子が巧みに腰を使って、導きいれているのだ。
「こっ……こんな広がって……飲み込んで――あつっ! 美耶子ちゃんのおしりの穴、火傷しそうだっ!」
 子供の体温は大人よりも高いせいもあるのだろう。また、ローションの潤滑性能があってさえ、子供の直腸は細い。それで締め付けられたらどうなるか。
「だめだっ! 出るっ! こっ……こんなの、我慢できないっ!」
 ゲームでは、美耶子の性感帯を翻弄した鬼頭さんでさえ、「実際に挿入したら」こんなものだ。
 子役とのセックス体験は、どんな熱心なファンであっても、その想像を超えるようだ。
 ほんの数回のピストンで――いや、たぶん挿入した時の衝撃で――
「うあああっ! 吸われるっ! 美耶子ちゃんのおしりの穴の奥でっ! 全部出るぅうっ!」
 ビュッビュ! ビュビュビュビュッ! そんな擬音が聴こえてきそうな腰の振動、のけぞっての痙攣。

 三位の栗須さんは、先の二人と美耶子のセックスを目の当たりにして、すでに一発放ってしまっていた。手をすこし添えただけで出てしまったのだ。
「ああ……うそだろ……」
 呆然とする栗須さん。そりゃあ、いくら刺激的なシーンを目の前でみたといっても、これはない。番組的にも困る。
 栗須さん(たぶん50代)は、指や舌のテクはあるが、年齢的に二発目は難しそうだ。
 4位の人の繰り上げ当選か……という考えが浮かび始めた瞬間、美耶子が栗須さんの股間に舌をはわせた。
「栗須のおにいちゃんのおちんちん、おいしー。もっとなめてあげるね」
 だらんとした中年男のぺニスを美耶子が舐めまくる。
「あああ……美耶子ちゃん……そんな、ほんとにおいしそうに……」
 ぺろぺろ、子猫のように舌をうごかし、飛び散った栗須さんの精液も舐めとってきれいにしていく。
 栗須さん、たちまち復活。
「おお……」
 とは本人の驚嘆の声。
「美耶子のおまんこに、栗須のおにいちゃんのおちんちん、入れてくれる?」
 つり目の子猫フェイスで美耶子がせがむ。
「桑原のおにいちゃんが中出しした後だから、イヤ?」
「み、美耶子ちゃんのおまんこに入れられるなら……! ぜんぜん気にしないよ……てか、おれの精液で美耶子ちゃんのおまんこ、満タンにしてやるっ!」
「きてっ!」
 栗須さんが美耶子に覆い被さる。
 もちろん、みなぎったぺニスを美耶子の膣にガチ挿入だ。
 おじさんファンの生チンポで極狭の膣壁をこすられて、美耶子が甘く悶える。
「すごっ! 栗須のおにいちゃんのオチンチン、すごく、いいっ!」
「美耶子ちゃんのおまんこ、おおおっ! 包み込んで、締め付けて、舐め回して――なんだこれ!? ほかの女のなんてゴミじゃねーか! うおおおおっ!」
 栗須さんもたちまち果ててしまう。桑原さんが中出しした美耶子の膣内にさらなる精液を注入する。
「ず、ずるい! 一位はおれでしょ? もっぺん! もっぺんさせて!」
 桑原さんが股間をおったてて叫ぶ。
「ぼくも……美耶子ちゃんのアナル最高だったけど、やっぱりおまんこにも入れてみたいっす!」
 栗須さんも続く。
 おいおい、これじゃあ埒あかないぞ、放送時間ももう残り少ないのにどうやって締めるんだ、と思ったときだ。
「いいよ、おにいちゃんたち! 美耶子はみんなのために来たんだもん! みんな、いっしょにえっちしよ! 美耶子のおまんこもおしりもおくちも――お手々や腋だって――おにいちゃんたちを幸せにするためにあるんだもん!」
 美耶子が三人のファンたちに呼び掛ける。
「おおおお!」
「美耶子ちゃん……!」
「天使すぎる……!」
 男たちが美耶子に掛かっていく。
 ある者は膣に挿入して昇天し、ある者はアナルに挿入してその快楽に目覚める。そしてまたある者は美耶子の口の中で真の幸福を感じるのだ。
 倫理的には許されるはずはない。大の大人たちが10歳の少女に群がり、その身体をむさぼっている。あらゆる穴に性器をねじこみ、射精を繰り返している……ようにしか見えない。
 だが、実は大人たちは癒されているのだ。満たされているのだ。美耶子という少女から愛を受けとることで。その愛は無尽蔵だ。
「すっげえ……! 美耶子ちゃんのオマンコに、マジ気持ちよすぎっ……す!」
「うっおおお! こんな気持ちいい穴が美耶子ちゃんのおしりにあいていたなんて!」
「おっお! 舌がからみついて! 美耶子ちゃんのかわいい顔にまたぶっかけるよっ!」
「うんっ! おにいちゃんたちのオチンチン、美耶子のなかで動いてるの、わかるよっ! おまんこで、おしりで、おくちで、もっと気持ちよくなって……んぅっ! うううううっ!」
「うわっ、締まる……だめだっ! また射精るっ!」
 びゅくっと腰がはね、何回めかの吐精が美耶子の膣内に注がれる。
「あああっ! もう、信じられないほど……! アナルに直出し……!」
 小学生女児の肛門に金玉を空っぽにされたとろけそうな顔。
「か、かわいいっ! 美耶子ちゃん、おれたちの精子でべとべとなのに、なんでこんなに可愛いんだあっ!」

 美耶子が心のそこから幸せそうな笑顔で――
「おにいちゃんたち、だぁあいすきっ!」

     5
 アイドルの熱烈なファンならば誰でも思うはずだ――そのアイドルとセックスしたい、と。
 だがそれは夢だ。それは夢なのだ。
 ふつうなら絶対に叶わない夢。
 それが叶う。叶ってしまう。
 宝くじの一等よりもおそらくはるかに高い確率で――
 ロリテレビに年間にある程度貢げば――
 現役小学生の美少女と、セックスできる――可能性がある。
 それがこの世界の現実なのだ。

 といっても、スキンなしでの挿入、生膣射精をOKする子役はさすがに多くはない。それもVIPでもない一般のファン相手にだ。
 ファンと向き合いたい、ありのままの姿で――

 その心意気やよし――といいたいが、三人のファンが代わる代わる美耶子の膣やアナルに射精したらどうなるか――
 リアルに美耶子の子宮が男たちの精液で満杯になり、誰かがつっこむたびに精液カクテルが噴き出すことになる。
 さすがの美耶子も果てのない連続中出しには耐えきれず――
「ああああああっ! やっ、あああああああ! いくぅ! いくうううううううっ!」
 演技を忘れてのガチイキモードだ。
「おなかのなかっ! おまんこっ! あつっいいいいいい! おにいちゃんのセーシで、あふれちゃうっ!」
 ふつうの少女なら、こんな経験はしない。法的にもできないし、肉体が耐えられない。
 だが美耶子は、北海道ロケの二日間だけで三十人近くの男の精液を幼い子宮に浴びせられ、その倍の男の精液を飲み干している。それが子役の仕事とはいえ、過酷の一言だ。
 もしかしたら性的虐待に該当するのではないか――そう思える現場もこれまで幾度もある。
 過去、男優三十人相手の輪姦シーンや、巨根のインド人男優との本番撮影では、美耶子が死んでしまうのではないかと恐怖を感じたことがなかったわけではない。
 だが――
「いくいくっ! 美耶子、マジで、ホントに、いくうううううっ! いっちゃうううううっ!」
 ガクガクガクっ! 全身を震わせながら、マジイキアクメ顔をカメラにさらす。
 びしゅううっ! 歓喜の潮吹きとともに。
 それにあわせて、周囲を囲んでいたファンたち(勝ち残れなかった人たち)も見抜きで射精する。
 濃密な男の体液のシャワーを浴びながら、美耶子は果てた。
「締めのBGMいれるわ。美耶子のアップ中心で、ね」
 チェック用のモニターを覗いていた桃山園が指示を出す。いちおう番組の進行は忘れていなかったようだ。
 番組終わりの曲が流れ始める。
「んふふっ! おにいちゃんたち、みんな、すっごーく素敵だったよ!」
 おさまりきれない白濁液を膣口とアヌスから溢れ出させながら、美耶子はカメラに向かってにっこりと微笑む。
「全国のおにいちゃんたち、これから行くから……待っててね! もしも会えたら美耶子と遊んでね!」
 素人のファンと4Pを演じて見せて、この笑顔だ。美耶子は女優なのだ。それも天性の。
 この映像を通じて、美耶子は数十万、いや数百万、あるいはもっとたくさんのファンを興奮させ、満足させ、ついには感動させる。それを成し遂げる女優を天才と呼ばずしてなんとする。
 美耶子は心から幸せそうな笑顔で――
「おにいちゃんたち、だあいすきっ!」
 最高の笑顔で生配信は終了した。


 札幌ファンミーティングは大成功に終わった。
 三人の当選者たちはもちろん大満足。人生の目的を果たしきったくらいの幸福度だったようだ。勝ち残れなかった者たちも、間近で美耶子のガチセックスシーンを鑑賞し、撮影にも参加できたのだから文句のでようはずもない。
 視聴者数は全世界で数百万に達し、評判を聞いてか有料放送の申し込みも殺到した。
 またもロリTVの社員たちに特別ボーナスが支給されそうだ。
 そういうの、こっちには回ってこないんだよな……
 美耶子のギャラは契約で決まった金額から変わらねーし……
 ファンがらみの仕事は美耶子は基本断らないし、ギャラにはもとよりまったく興味がない。宇多方家の方針でおこづかい制だし、月二千円だしな。(そのかわり、誕生日とクリスマスには「なんでも欲しいもの」を買ってあげる約束をさせられている。なぜか、おれの金で)
 ともあれ、ファンを大事にする――それが美耶子のモットーだ。
 キモオタとの握手を渋るアイドルもいるというのに……まあ美耶子のはやりすぎだと思うが。
 アイドルモードに入ると、すべてのファンと繋がろうとするのだ。
 それがいいことなのかどうかは、まだわからない。
 ファンと繋がる全国縦断ツアーは、まだ、最初のセクション、北海道を終わったばかりだ。
 
                      北海道編 おわり